【シャオシャオ&レイレイ】1歳の誕生日 上野動物園で”長い列”
上野動物園の双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」が23日、1歳の誕生日を迎えました。また、双子の姉・シャンシャンは新型コロナウイルスの影響で、中国への返還が今年の年末まで延期されましたが、延期されることで“ある問題”も生まれるようです。
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23日午前9時半ごろ、開園前の上野動物園では、平日にもかかわらず、多くの人たちが並んでいました。
お目当ては、23日、1歳の誕生日を迎えた双子のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイです。23日の観覧の抽選倍率は約3倍で、当選したのは4400人でした。
来園者
「かわいかったです」
「最高です」
「ちょうど誕生日に当たったから、“ラッキー”だったかなって」
上野の街も、お祝いムードとなりました。松坂屋上野店もパンダだらけ。グッズが置かれたスペースが設置されるなど、パンダ一色になりました。
松坂屋上野店 販売企画担当 山口華子さん
「1歳まで元気に育ってくれたことが、本当にうれしくて」
また、姉のシャンシャンも12日、5歳の誕生日を迎えました。シャンシャンは当初、2020年に中国に返還される予定でした。新型コロナの影響で、5月に4度目の延期が発表され、今年12月末までとなりました。
パンダファン
「生まれたときは、2歳で帰ると思っていた。シャンシャンの5歳が上野にいるっていうのは、奇跡的でうれしいと思いますね」
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返還の延期に喜びの声がある一方、懸念もあります。
上野動物園・前園長 日本パンダ保護協会 土居利光会長
「だいたいメスのパンダは、4~5歳くらいに成熟していく。いわゆる発情期を迎えるわけですけれども。(相手を見つける)貴重な機会が失われていく可能性が高くなりますので」
これ以上延期になると、5歳となったシャンシャンは、相手がいないまま発情期を迎えてしまう可能性があるというのです。
2017年、中国・成都にあるパンダの飼育施設で人気となっていたのは、アドベンチャーワールドから返還されたメスの「梅浜(メイヒン)」が産んだパンダです。
パンダは種の保護や繁殖のため、中国へ返還されますが、返還直後は、まず新たな環境に慣れることも必要です。
2017年、アドベンチャーワールドから生まれた3頭が中国・成都双流国際空港に到着した時の映像では、そのうちの1頭、「海浜(カイヒン)」が鳴いているのがわかります。中国の飼育員によると、知らない環境を怖がっている声だといいます。
また、言葉の壁にも直面しました。
なかなかケージから動こうとしない海浜。すると、中国の飼育員が「日本語で海浜の名前を呼んで」といいます。
アドベンチャーワールドのスタッフ
「かいー。かいひーん。かいくーん」
海浜は慣れ親しんだ日本語にしか反応を示していませんでしたが、この半年後――
飼育員
「ハイバン(海浜)外に出て」
中国語で「ハイバン」という名前を呼ばれると、反応を示しました。最初は戸惑いを見せましたが、時間をかけ、中国で元気な姿を見せていました。
年末には、中国に返還される予定のシャンシャン。新たな命を育むことが期待されます。
(2022年6月23日放送「news every.」より)
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