【4630万円誤振込】「強いストレス」田口翔被告 訴訟で資料提出
山口県阿武町が誤って振り込んだ給付金4630万円の返金などを求めて起こした民事訴訟で、被告側が裁判所に提出した資料の内容が明らかになりました。
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阿武町は、電子計算機使用詐欺の罪で起訴されている田口翔被告(24)を相手取り、誤って振り込んだ4630万円の返還や弁護士費用など約5116万円の支払いを求める民事訴訟を起こしています。
この準備書面で田口被告は、「町側の都合でいきなり職場を訪問されたり、自宅で寝ていたところを起こされ半ば強引に連れ出され返還手続きを急かされたりしたことに強いストレスを感じていた」などと主張しています。
また、振り込みミスが判明した当日の町の対応については「その日のうちに手続きを終わらせることに強い焦りを感じていたようで」「説明や謝罪も少なく早く銀行に向かうよう急かしていた」としています。
この訴訟に関し、田口被告側は、誤振り込み分の4630万円については返還請求を受け入れていますが、残る弁護士費用などについては争うということです。
一方、阿武町議会は15日、振り込みミスに伴う処分として町長などの給与カットの条例を賛成多数で可決しました。町長の給与5割カットを3か月、副町長の給与4割カットを3か月などの内容が盛り込まれています。
一方、議員から提案されていた「誤振り込みに関する調査特別委員会の設置議案」は「既存の委員会等で検証を行えば良い」などの意見が出され、採決の結果、否決されました。
(2022年6月15日放送「news every.」より)
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