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トランプ氏「聞く耳持たず」連邦議会乱入“引き金”となったのは… 議会の公聴会で元側近が証言|TBS NEWS DIG
民主主義の危機と言われたアメリカ連邦議会乱入事件。引き金となったとされるトランプ前大統領の言動をめぐり、大統領選での敗北が決定的となっても側近の話に耳を貸さなかったことが、議会の公聴会での証言で明らかになりました。
2回目となる公開の公聴会でまず明らかにされたのは、大統領選の投開票日の夜の出来事でした。深夜、共和党が強いはずのアリゾナ州でバイデン氏の勝利が報じられたときのことです。
トランプ陣営幹部(当時)
「驚きが広がりました。(Q.誰が驚いた)部屋にいたほぼ全員が驚きました。(Q.あなたもその1人でしたか)はい」
ホワイトハウスにショックが広がる中、驚きの提案をしたのが、トランプ氏の顧問弁護士を務めていたジュリアーニ氏。陣営幹部らにこう言ったといいます。
トランプ陣営選挙アドバイザー(当時)
「ジュリアーニ氏は『勝利宣言しよう』と提案しました。『我々が勝ったのだ。バイデン陣営が選挙を盗んだのだ』と言っていました」
陣営幹部が「勝利宣言には早すぎる」と伝えてもトランプ氏は耳を貸さなかったということです。
当時のトランプ陣営幹部(当時)
「大統領は『お前は間違っている』と言ったかと思います」
そして、トランプ氏とジュリアーニ氏は。
アメリカ トランプ大統領(当時)
「これは米国民への詐欺だ。国にとっての恥だ。我々はこの選挙に勝つ。正直に言って、もう勝利した」
顧問弁護士を務めていたジュリアーニ氏
「大きなトラックで10万票持ち込まれたのが、目撃されています。全てがバイデンの票でした」
2人は次々と、根拠のない不正を指摘したのです。当時のトランプ氏の様子について側近の1人とされた人物は。
バー前司法長官
「彼は現実から乖離していました。本当の事実が何なのかにまったく関心を示していないようでした」
特別委員会は、トランプ氏らのこうした言動と議会乱入という未曾有の事態に至った経緯を今後さらに公表していく方針です。
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