【国会ダイジェスト】細田議長 不信任決議案は「時間の無駄」?“セクハラ疑惑”への各党の対応・主張|TBS NEWS DIG

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【国会ダイジェスト】細田議長 不信任決議案は「時間の無駄」?“セクハラ疑惑”への各党の対応・主張|TBS NEWS DIG

衆議院の細田議長に対する不信任決議案が否決されました。#MeToo運動などセクシャルハラスメントや性被害に対する意識が大きく変わるなか、議長のセクハラ疑惑の報道に各党はどのように対応したのでしょうか。

衆議院・本会議では、まず、不信任決議案を提出した立憲民主党を代表して岡本章子衆議院議員が趣旨説明を行いました。

立憲民主党 岡本章子衆議院議員
「細田議長は逃げたり隠れたりせず、国会が記者会見の場でご本人の口からきちんと説明をしていただくことが、問題を解決する一番の近道だと思います。自らに課せられた疑念に対する説明責任を果たさず、時が過ぎるのを待つだけの議長は、立法府の矜持・品格をおとしめるほかありません」

その後の討論では、各党が不信任決議案についての賛否を示しました。

自由民主党 丹羽秀樹衆議院議員
「週刊誌報道については、議長ご自身が明確に『事実無根』であると断言しています。説明責任を果たしていないとする野党の主張はあたりません。今、世界は未曾有の危機にあります。多くの課題に適時適切に取り組んで行かなければならない時に、週刊誌情報をもとにして議会の機能を止めている場合でありましょうか。人格高潔にして温厚と言われる細田議長に対し、不信任決議案を突きつけるのみならず、議会を停滞に陥れる行為は言語道断であり、我々は決してこれを容認することはできません」

立憲民主党 吉田晴美衆議院議員
「単なる失言、セクハラ問題と片付けないでください。この問題の本質は、人権や尊厳の問題であり、同時に日本の議会のあり方であり、権力や地位の高い人が弱い立場にある人の声をかき消してしまう社会の問題です。疑惑が本当だとしたら、女性記者は本当に苦悩されたと思います。週刊誌報道をもって直ちに、セクハラ行為があったと断定するものではありません。ただ、このような報道が続くことについて、議長が説明責任を果たすべきことは当然のことではないでしょうか」

日本維新の会 山本剛正衆院議員
「セクハラ疑惑や選挙買収等、昨今の週刊誌の報道については、現時点で真偽の程が定かではなく、今後、細田議長本人より真実が語られることを期待する所存であり、それらを踏まえ、本日時点では不信任案に対する態度は留保いたします。みなさん、我々は何のために国会に来ているんですか?会期末に、儀式のように不信任案を出すためですか。あらを探して批判するためですか。あの苦しい選挙を戦うのは、唯一の立法府である国会で法律を作ることで、より良い社会を作るためじゃないんですか。政治課題が山積している今日、こんなことに時間を費やしている場合ではありません」

共産党 高橋千鶴子衆議院議員
「自らにかけられたセクハラ疑惑を晴らすことなしに、その職にとどまることは決して許されません。細田議長は、被害を受けた当事者が名乗りでてくることはないとタ力をくくっているのではありませんか。まして記者は取材源を秘匿することが鉄則であり、被害者、もしくは事実を知る同僚記者などが名乗り出ることは困難であります」

その後、採決が行われ、細田議長への不信任決議案は自民、公明などの反対多数で否決されました。

野党では立憲民主党に加え共産党と社民党が賛成しましたが、日本維新の会と国民民主党は採決を前に本会議場から退席。れいわ新選組は「細田議長は信任に値しない」とする一方、「季節行事と化した不信任案には付き合わない」として採決を棄権しました。

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