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【値上げ対策】主食に”お米”増えた? パンや麺の値上げ影響か
6月に入ってからも食品や生活用品の値上げが相次いでいます。こうした中、売り上げが伸びている商品がありました。値上げを乗り切る動きを取材しました。
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9日、千葉県大網白里市の米専門店では、ふるさと納税として全国に発送されるお米の精米作業が行われていました。
日本人の多くが主食として愛する「お米」ですが、今、ある変化が起きているといいます。
大網白里市企画政策課主査 齋藤友康さん
「前年同月比で注文数でいくと1.5倍」
大網白里市は返礼品のおよそ9割がお米です。市全体の寄付件数は去年の同じ時期と比べ、およそ1.5倍に増えたといいます。
なぜ今、「お米」が注目されているのでしょうか?
大網白里市企画政策課主査 齋藤友康さん
「昨今の食糧事情もあり、(食卓に上がる機会が)パンや麺が減って、お米が増えているのではないか」
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」では、今年1月から5月の間に返礼品として「米」を希望する寄付件数が1.4倍に急上昇しました。背景としては、小麦粉の値段が上がる今、主食としてお米を選ぶ人が増えているからではないかということです。
また、「楽天ふるさと納税」では、去年の今の時期と比べ「果物の定期便」を選んだ寄付の額がおよそ1.6倍に増えています。円安や原油高で果物価格が高騰する中、ふるさと納税を通じて、「地域を応援しながら年間を通して国産の果物を楽しみたい」というニーズが高まっているということです。
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“値上げ対策”の動きは、都内のスーパーでもみられました。
合同会社ファンタイム 松井順子代表
「安い商品をいっぱい買いだめという形でお買い物に来られるお客さまが増えたように感じます」
過剰在庫や賞味期限切れなどの商品を仕入れ、スーパー「マルヤス」で“激安”で販売しています。
例えば、賞味期限切れのオリーブオイルは、およそ95%オフの99円で販売されていました。
値上げが続く中、少しでも安い商品を求め、遠方から駆けつけるお客さんもいるということです。
お客さん
「少しでも安い物を。値上げに家計を回すのに、対抗するにはそれしかないわと思って。世の中の値上げが気になっています」
お客さん
「お肉とかそういうものは高いのを買って、こういうところで節約できるところは節約したい」
合同会社ファンタイム 松井順子代表
「この状況を一つのきっかけにして、食品ロス削減に対する機運がもっと高まればいいなと」
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さらに、100円ショップの「ダイソー」では“値上がり”を受けた現象が起きていました。
大創産業・広報 岩橋理恵さん
「値上がりの傾向を受けまして、節約とか節電などのアイテムが人気が高まっているように感じます」
中でも売れ筋だというのが、粉振りストッカーです。カップのフタにはメッシュがついていて、小麦粉を入れてふりかけると、必要な分だけまぶすことができます。そのため、高騰する小麦粉を無駄なく使えるということです。
また、値上がりが続く電気料金を抑えることができるという便利グッズもありました。
大創産業・広報 岩橋理恵さん
「速乾!ヘアドライ手袋です」
この手袋は、一般のタオルより水分を吸収しやすい素材で作られています。そのためドライヤー単体よりも髪を早く乾かすことができるため、節電につながるということです。
高まる節約意識を受け、この店舗では節約・節電の特設コーナーを設置しました。値上げラッシュの今こそ、「お得に生活できるグッズを届けたい」としています。
(2022年6月9日放送「news every.」より)
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