『恋バナしながら食べるのが夢』『心配』…文科省「昼食時の会話OK」で現場は?(2022年11月30日)
昼食の時間で子どもたちを悩ませる『黙食』。文部科学省は11月29日、感染対策をとっていれば会話を行うことを可能とする通知を出しましたが、学校現場はどう変わるのでしょうか。
大阪市内にある私立の「常翔学園中学校」。11月30日、昼食の時間を訪ねてみると、生徒たちは静かに前を向いて黙食をしていました。
政府はこれまで新型コロナウイルス対策の基本的対処方針で、「飲食はなるべく少人数で黙食を基本とする」などと明記していました。しかし11月25日にこの記述が削除されたため、文部科学省は11月29日、座席配置の工夫などの感染対策をとっていれば、給食の時間に児童・生徒などの間で会話を行うことを可能とする通知を出しました。
ただこちらの学校では新型コロナウイルスの流行が始まった2020年春ごろから始めた黙食を続けています。今在籍する生徒たちは、入学してから一度も昼食時に生徒同士で会話したことはありません。
(中学1年の生徒)
「(Q黙食で食べるのはどう?)別に苦にはならない。コロナにうつったりするのが心配ですし」
「みんなでしゃべっておいしくご飯を食べたほうが楽しいので、黙食はないほうがうれしいです」
「(Qおしゃべりしながら食べたい?)はい。青春って感じするじゃないですか。恋バナしたりアニメの話をしながら食べるのが夢だったんです」
(常翔学園中学校 佐々木恵中学教頭)
「(昼食の時間は)わきあいあいというかね、そこで絆を作り上げる大切な時間だと思っておりますので。(感染に)不安な気持ちを持っている生徒もいると思いますので、そのあたりも十分に配慮しながら検討したいなと思っております」
子どもたちが夢見る“楽しい食事の時間”は戻ってくるのでしょうか。
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