【“東名あおり”やり直し裁判】死傷事故は「あおり運転の危険性が現実化」 横浜地裁

【“東名あおり”やり直し裁判】死傷事故は「あおり運転の危険性が現実化」 横浜地裁

【“東名あおり”やり直し裁判】死傷事故は「あおり運転の危険性が現実化」 横浜地裁

5年前、東名高速で一家4人が乗ったワゴン車にあおり運転をした上で夫婦を死亡させたなどの罪に問われた男のやり直しの裁判で、横浜地裁は6日、懲役18年の判決を言い渡しました。

石橋和歩被告は2017年6月、東名高速で「あおり運転」で車を停車させるなどした上で、後続のトラックに追突させ、萩山嘉久さんと妻の友香さんを死亡させたなどとして、危険運転致死傷の罪などに問われています。

裁判では、あおり運転と追突事故の因果関係について争われ、危険運転致死傷罪が成立するかどうかが最大の争点でした。

これまでの裁判で検察側は、石橋被告が4回にわたりあおり運転を繰り返して停車を余儀なくさせたため事故が起きたなどとして、懲役18年を求刑。

一方、弁護側は後続のトラックのスピード超過などが事故の原因だとして、無罪を主張していました。

そして横浜地裁は6日、「石橋被告のあおり運転は、萩山さんの冷静な判断を困難にさせ、高速道路上に停車させる行為を選択させた。トラックが追突した死傷事故は、あおり運転の危険性が現実化したものと言える」などとして、石橋被告に懲役18年の判決を言い渡し、危険運転致死傷の罪が成立すると判断しました。
(2022年6月7日放送「Oha!4」より)

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