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【崎陽軒】「もったいない」余ったモノを再利用 シウマイがメンチカツに…
シウマイが「メンチカツ」に、ギョーザの皮が「うどん」に生まれ変わるなど、様々な取り組みを取材しました。
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神奈川・横浜市の崎陽軒本店ショップでは、4日から新商品の販売が始まりました。その名も「横浜市×崎陽軒『もったいない』を見直そう弁当(830円)」です。(6月12日まで期間限定販売)
崎陽軒といえば「シウマイ」ですが、お弁当のメインとなるおかずの1つはメンチカツです。
購入客
「なんか中身がどうなってるのかなと思って」
購入客
「ちょっと面白そうかなと思って」
お客さんが気になるのも、そのはず、このお弁当は、余った食材で作られているのです。
崎陽軒広報・マーケティング部 野本幸裕主任
「当日の生産状況で発生する割れてしまった、欠けてしまった、そういった余剰の食材を活用してつくったお弁当です」
メンチカツの中身はシウマイの生産で余ったあんを使ったり、炒め物の鶏肉は規格外だった唐揚げを使ったりしているのです。
崎陽軒が横浜市や無印良品と共に企画したお弁当は、その日のシウマイなどの生産状況によって販売数は変動するということです。
野本幸裕主任
「余剰となった食材が発生しなければ、(販売数が)0個になる可能性もあります」
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埼玉・川越市のサッポロめんフーズ川越工場でも、余った材料が別の物に変身していました。
丸くくりぬかれたギョーザの皮の、残った端っこの生地を、細かく裁断して機械の中へ入れます。そこに中力粉を入れ、こねなおして生まれ変わったのは、うどんです。
残った端っこの生地は細かく細断されて、機械の中へ。中力粉を入れ、こねなおします。そして、生まれ変わったのは、うどんです。
開発・販売している会社「うまプロ」に聞きました。
うまプロ 溝口美菜さん
「餃子の皮の抜いたあと、餃子の皮の切れ端を捨てているという話を聞いて、食品ロスのところで、何かできないかなっていうところで」
一般的な讃岐うどんよりは細く、稲庭うどんよりは太いうどんです。鶏白湯スープが付属されています。
記者
「すごくもちもちしていて、こしもあって、新しい食感が楽しめます」
現在は、数量限定でインターネット販売していますが、今後は販路を拡大していきたいということです。
◇
富山県の仏具問屋では、「もったいない」と商品を変身させる試みが行われています。
ハシモト清 橋本卓尚社長
「今回、植物用の器として、色々提案して、こういうのを作らせていただいたりしています」
仏壇で焼香するための「香炉」を現代風に色を塗るなどのアレンジを加え、底に穴を開け、鉢植えとして生まれ変わらせたものです。
原料の金属「真ちゅう」は溶かして100%リサイクルできますが、橋本社長は次のように述べました。
橋本卓尚社長
「昔でしか作れなかった形もあるので、工場がやめてしまったりとか、それはそのまま生かしていきたいなと。1つずつ個性があって、真ちゅうという素材は経年変化していくので、太陽にあたったりだとか、雨の中だったりとか。すると、どんどん味が出てくるので、工業製品じゃなくて、作品だと僕は思っています」
仏具職人が施した装飾をそのまま活かした鉢植え。今後は、海外にも発信していきたいということです。
(2022年6月6日放送「news every.」より)
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