あぶらとり紙「よーじや」が手がける“ワンコイン蕎麦” 脱観光依存で新たな収益源に(2022年6月1日)

あぶらとり紙「よーじや」が手がける“ワンコイン蕎麦” 脱観光依存で新たな収益源に(2022年6月1日)

あぶらとり紙「よーじや」が手がける“ワンコイン蕎麦” 脱観光依存で新たな収益源に(2022年6月1日)

あぶらとり紙などで知られる京都の「よーじや」がそば店をオープンさせました。京コスメのブランドが一体なぜ、そば店なのでしょうか?

 京都市中京区の京都市役所のすぐ近くに6月1日にオープンしたそば店「10そば」。お店の前には長蛇の列ができていました。

 (京都市民)
 「ワンコインで食べられるというのが魅力的ですね」
 「ワンコインやけどいっぱい食べちゃいそうやな」
 「確かにツーコインぐらい使いそうですね」

 店名の通り国産そば粉100%の十割そば。セルフサービス形式でリーズナブルな値段で提供します。ざるそばはなんと税込み500円です。天ぷらやかき揚げにもそば粉を使用していて健康志向の人も安心して食べられます。

 (会社員)
 「十割でつなぎとかないじゃないですか。すごくおそばの味がして、本当にしっかりしていて歯ごたえがあって。安いですね。値打ちあると思います」

 店舗を運営しているのは外食企業ではありません。1904年創業の「よーじや」です。あぶらとり紙や化粧品で“京コスメ”を牽引してきたブランドで、なぜ、そば店なのでしょうか?

 (よーじやグループ 國枝昂代表)
 「脱観光依存というものをよーじやグループ自体が掲げておりまして。京都の方に愛される所を目指すためには、よーじやというロゴに頼るだけではなくて、それ以外の取り組みをしないといけないと思いまして」

 コロナ禍による観光客激減で「よーじや」も大ダメージを受けました。売上高はコロナ禍前の約4分の1にまで減少したのです。

 【よーじやの売上高(あぶらとり紙や化粧品の店舗販売・通信販売)】
 2019年7月度:26億円
 2020年7月度:17億5000万円
 2021年7月度: 6億8000万円

 実は「よーじや」は元々カフェなどの飲食店も展開していて、そば店も「よーじや」の冠が付かない店舗を祇園で営業していたといいます。これまでの経営ノウハウを活かしつつ、立地や価格設定などを見直して、新たな収益源を開拓しようとオープンさせたのがこのそば店でした。

 (よーじやグループ 國枝昂代表)
 「価格帯ですとか、セルフサービス形式とか、いろんな点で多店舗展開を視野に入れて1店舗目をスタートしておりますので、当然この1店舗目を皆さんに受け入れていただくことができれば、2店舗目3店舗目の出店というところもしっかりと挑戦していきたいなと思っております」

▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/z2nSvbN

▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1

#MBSニュース #毎日放送 #よーじや #ワンコイン蕎麦 #蕎麦 #あぶらとり紙 #脱観光依存 #セルフサービス形式 #コロナ禍

MBSnewsCHカテゴリの最新記事