ロシア軍、東部の要衝セベロドネツクの半分を掌握か 市街戦続く|TBS NEWS DIG

ロシア軍、東部の要衝セベロドネツクの半分を掌握か 市街戦続く|TBS NEWS DIG

ロシア軍、東部の要衝セベロドネツクの半分を掌握か 市街戦続く|TBS NEWS DIG

ウクライナでは東部の激しい攻防が続いていますが、ロシア軍は攻勢を強めるウクライナ東部ルハンシク州で要衝セベロドネツクの半分を掌握したとみられます。

東部ルハンシク州でウクライナ側が最後の拠点とするセベロドネツクについて、市長は「街の半分をロシア軍が掌握した」と明らかにしました。激しい市街戦が続く中、およそ1万3000人の市民が取り残されていて、街では水や食料が不足しているということです。

同じく東部のドネツク州でも攻撃が続いていて、州知事によりますと、スラビャンスクで住宅地への砲撃があり、学校や少なくとも7棟のマンションが被害を受けました。攻撃により3人が死亡、6人がけがをし、そのほかにも、州内で1人が死亡したとしています。

こうしたなか、アメリカ政府高官はウクライナに対し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」や対戦車ミサイル「ジャベリン」など新たに7億ドル(およそ900億円)相当の軍事支援を提供すると明らかにしました。

ただ、これらは「ウクライナ領内でのロシアの侵攻を撃退するために使われるもので、ロシア国内の標的に対して使用されることはない」と強調。また、バイデン大統領はニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、「アメリカや同盟国が攻撃されない限り、我々はこの紛争に直接関与しない」などと説明しました。

ウクライナ ベネディクトワ検事総長
「我々は600人以上の容疑者を特定しています。うち、戦争犯罪を特定した80人近くに対し、訴追手続きに入りました」

こうしたなか、ウクライナの検事総長は先月31日、ICC=国際刑事裁判所の調査チームとともに行った会見で、ロシア軍による戦争犯罪についておよそ80人の訴追手続きに入ったことを明らかにしました。また、特定した容疑者の中には、ロシア軍の幹部や政治家らが含まれているということです。

一方、ロシア側はウクライナで民間人を標的にしたことや戦争犯罪への関与について否定しています。

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