【サラリーマン川柳】コロナ禍のあるある…次回からは新たな名称に変更も…
毎年恒例の「サラリーマン川柳」で27日、今年の「ベスト10」が決まりました。コロナ禍での生活や、職場での変化をユーモラスに詠んだ句が目立ちました。また、次回からコンクール名称を変更することも発表されました。
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第一生命が毎年開催している「サラリーマン川柳」。全国から約6万句が寄せられ、27日、「ベスト10」が発表されました。
「ウイルスも 上司の指示も 変異する」と詠んだ句があれば、そのコロコロと指示が変わる上司に対し、「にこやかに マスクの下で 『うっせぇわ!』」と反論する句もありました。
また、お互いストレスをためこんで、「巣ごもりで MからLに 服反応」と、17文字で世相を“ぶった切り”した句もありました。
栄えある1位に輝いたのは――
「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」
時短要請でサラリーマンの“憩いの場”である飲食店に生じた変化を、かつての人気番組のタイトルにひっかけて、ユーモアたっぷりに表した一句でした。
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1987年に第1回の募集をして以降、「サラリーマン川柳」はその名のとおり、「いい家内 10年経ったら おっ家内」(1993年 第1位)「わが家では 子供ポケモン パパノケモン」(1998年 第1位)など、サラリーマン目線の“ブラックユーモア”で、世相を切りとり続けてきました。
ところが、主催する第一生命は、35周年の節目にあたり、新たな名称を発表しました。その名も「サラっと一句! わたしの川柳コンクール」です。「サラ」という2文字を残しつつも、これまでと真逆の、どこかさわやかな印象の名前に変更となります。
街の人からは――
名称変更“賛成派” 60代
「あー『サラっと一句』! なるほど、いいと思います。サラリーマンという言葉がもう…(古い)。いろんな人があっていいと思うし、もっと個性を伸ばしてあげていいと思います」
「サラリーマン」という言葉が、もはや時代遅れとの声がある一方で、時代の変化を寂しく感じる人もいました。
名称変更“反対派” 60代
「短い方がいい。長いと覚えない。おっちゃんにはおっちゃんたちの楽しみ、『あー』という自虐ネタがあるので」
主催者側は“名称変更”の理由について、「サラリーマンという言葉が、どうしても会社員とか給与所得者といったイメージが強くて、 川柳コンクール自体のイメージが狭まるかなと」と話します。働き方が多様化する中、「年齢や性別を問わず、多くの人に参加してほしい」と、思い切って名称の変更に踏み切ったということです。
(2022年5月27日放送「news every.」より)
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