シートに覆われた「KAZU1」 事故原因の究明なるか(2022年5月27日)

シートに覆われた「KAZU1」 事故原因の究明なるか(2022年5月27日)

シートに覆われた「KAZU1」 事故原因の究明なるか(2022年5月27日)

 北海道・知床沖の観光船沈没事故で沈没した「KAZU1」を乗せた作業船が網走港に到着しました。「KAZU1」の今の状況について現場から報告です。

 (桝田沙也香アナウンサー報告)
 27日は朝から強い風が吹き続いています。この強風にもかかわらず、「KAZU1」は上下左右揺れることなくしっかりと台座にロープで固定されています。

 網走港に接岸してからは、「KAZU1」の周りにある鉄パイプの骨組みが組まれる作業が行われました。今、作業員が作業している様子はありません。

 この「KAZU1」、大部分がブルーシートで覆われています。少し白く見えている船首の部分、客室の中央の窓ガラスが割れ、板のようなものでふさがれています。

 左舷にあるドアも同じような素材でふさがれているのが確認できます。中のものが外に出るのを防ぐためだと思われます。

 そして27日は、元従業員の方にもお話を伺うことができました。

 この「KAZU1」の船内には、プロッターといわれるGPS機能が設置されていて、もしそれが復旧すれば当日の航路が分かり、事故の原因の解明につながるのではとお話をされていました。

 この後「KAZU1」は2日ほどこの状態のまま水抜きの作業が行われ、その後、網走港に陸揚げされる予定となっています。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字
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