【国連安保理】北朝鮮への追加制裁決議案は否決…中国・ロシアが拒否権行使

【国連安保理】北朝鮮への追加制裁決議案は否決…中国・ロシアが拒否権行使

北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、国連の安全保障理事会で26日、追加制裁決議案の採決が行われましたが、中国とロシアが拒否権を行使し、否決されました。

アメリカが作成した北朝鮮への追加制裁決議案では、原油の輸出上限を年間400万バレルから300万バレルに削減するほか、北朝鮮系ハッカー集団「ラザルス」の資産凍結などが盛り込まれていました。

採決では安保理理事国15か国のうち13か国が賛成しましたが、常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。

アメリカ・トーマスグリーンフィールド国連大使「今日の無謀な結果は、北朝鮮の脅威が増大し続けることを意味する」

拒否権を行使した理由について中国は「追加制裁は負の影響と対立の激化をもたらす」と述べました。

また、ロシアは「外交的解決策を模索することが唯一の道である」と強調し、安保理として一致した対応を取ることはできませんでした。
（2022年5月27日放送）

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