北朝鮮の挑発は?都内は厳戒態勢 バイデン大統領22日初来日へ(2022年5月21日)

北朝鮮の挑発は?都内は厳戒態勢 バイデン大統領22日初来日へ(2022年5月21日)

北朝鮮の挑発は?都内は厳戒態勢 バイデン大統領22日初来日へ(2022年5月21日)

 アメリカのバイデン大統領は21日午後、韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)との首脳会談に臨みました。核実験やミサイル発射に踏み切る可能性がある北朝鮮への対応が焦点の一つで、22日は就任後、初めて日本を訪問します。

 歩調を合わせ、登壇した2人。

 午後4時すぎから米韓両首脳による共同記者会見が行われました。

 バイデン大統領:「大統領の任期の非常に早い段階でお会いできたことを栄誉に感じています。米韓同盟はこれ以上なく強固になっています」

 尹錫悦大統領:「北朝鮮の完全な非核化という共同の目標を再確認しました。強力な対北抑止力が何よりも重要だということを共感しました」

 韓国訪問2日目のアメリカ、バイデン大統領と今月10日に就任したばかりの韓国・尹大統領は首都ソウルで初の米韓首脳会談に臨み、会談後、共同声明を発表しました。

 バイデン大統領:「あす、尹大統領と私は韓国軍、アメリカ軍を訪れます。私たちはいかなる脅威に対しても共に備えていきます」

 北朝鮮は強く牽制(けんせい)する談話を発表しています。

 祖国平和統一委員会のウェブサイト(20日):「どれだけ恐ろしい災いをもたらすかはそれほど想像に難くない」

 まさに“今”バイデン大統領が日韓を訪問するこのタイミングで懸念されているのが北朝鮮の“挑発行為”です。

 19日、韓国の連合ニュースは北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)に液体燃料を注入する兆候を確認したと報じています。

 ただ、迫る脅威は「ミサイル発射実験」だけではありません。

 サリバン大統領補佐官(19日):「今回の歴訪中に北朝鮮が何らかの挑発行為を行う現実的なリスクがある。(その挑発行為は)北朝鮮にとって7回目の核実験、もしくはミサイル発射実験の形になるでしょう」

 北朝鮮がバイデン大統領の訪問中にミサイル発射だけでなく、核実験にも踏み切る可能性があるというのです。

 そんな北朝鮮を牽制する狙いもあるのでしょうか。

 21日午前、アメリカ海軍の原子力空母「エイブラハム・リンカーン」がアメリカ軍の横須賀基地に初めて寄港しました。

 エイブラハム・リンカーンは日米同盟の強化を示す一つの象徴となっています。

 今回、初めて来日するバイデン大統領。22日午後、横田基地に到着したのち、ヘリで移動します。

 23日午前にはバイデン大統領が天皇陛下に謁見(えっけん)した後、迎賓館で日米首脳会談に臨み、共同記者会見を行う予定です。

 また、24日午前には日本とアメリカにオーストラリアとインドを加えた4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合が開かれます。
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