【4630万円誤送金】「ネットカジノに使用」11日間で使い果たす? 男性は返金の意思

【4630万円誤送金】「ネットカジノに使用」11日間で使い果たす? 男性は返金の意思

【4630万円誤送金】「ネットカジノに使用」11日間で使い果たす? 男性は返金の意思

山口・阿武町が誤って24歳の男性に給付金4630万円を振り込み、その返金を求めている問題で、男性が返金の意思を示していることがわかりました。男性は「金をネットカジノに使った」と説明していますが、入金からわずか11日間で、全額を使い果たしたとみられています。男性による出金の詳細も明らかになりました。

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18日午後1時45分ごろ、24歳男性の弁護士が取材に応えました。

24歳男性の弁護士
「男性からは『お金を使ってしまったことは大変申し訳なく思っています。少しずつでも返していきたいと思います』とコメントしています」

弁護士は、24歳の男性が謝罪と返済の意思を持っていることを初めて明らかにしました。

山口・阿武町が、新型コロナ対策の給付金4630万円を24歳の男性に誤って振り込み、その返金を求めている問題で、男性は「海外のカジノサイトで全額使った」と、オンラインカジノで全額を使い果たし、弁護士は「返済は難しい状態」と話していました。

先月21日、24歳の男性は、「もうお金はありません。罪は償います」と話していました。一転して、返済の意思を示したことに、阿武町の花田町長は次のように述べました。

山口・阿武町 花田憲彦町長
「私としては、まずはその言葉につきましては素直に喜びたいと思います。そして、また、このことが起こったもとが、私どもの誤振り込みによって起こったことにつきましては、男性におわびは申し上げなければいけない」

花田町長はこう話した上で、引き続き、裁判の中で全額返金を求めていく考えを示しました。

花田憲彦町長
「一番大事なことは、裁判の中で事実を、お金の流れとか、どこへどう使ったということを包み隠さず、真実を語っていただくことが一番大事なことではないかと思います」

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男性は、4630万円もの大金を、オンラインカジノで使い果たしたと説明していますが、スマートフォンで行っていたという出金の詳細も明らかになりました。

まず、4630万円が入金された4月8日当日のうちに、約67万9000円を出金。その2日後、10日には約68万円を2回、さらに約125万6000円を出金しました。

翌11日には、8回に分け、あわせて923万円以上を出金。12日には、これまでより金額が急に増え、300万円と400万円を出金しました。

その後も、連日出金を繰り返し、34回に分けて約4630万円を出金。つまり、最初の出金から、わずか11日間で阿武町から振り込まれた全額を使い果たしたとみられます。

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その出金先について、男性の弁護士は――

弁護士
「おそらく、ネットカジノに海外送金する場合は、通常、この間に決済代行会社という決済の手続きする会社が入っていることが多いので、そのような会社のものじゃないかと思っています」

今後について、弁護士は「現実問題として、男性に資産も収入もないので、少しずつ返していくことを検討していく」と話しています。
(2022年5月18日放送「news every.」より)

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