「無人潜水機」で捜索開始 回収できなかった水中カメラを引き揚げ(2022年5月8日)
北海道の知床沖の観光船沈没事故です。行方不明者の捜索が難航するなか、8日朝から無人潜水機での捜索が始まりました。
行き詰まった状況を打開できるのでしょうか・・・。
現場海域に到着した民間の作業船「新日丸」。この船に積まれた“黄色の立方体”が「無人潜水機」です。
無人潜水機には高性能の水中カメラが搭載されています。本来、海上の船は同じ場所にとどまり続けるのが難しいといいますが、新日丸はそれが可能なため安定して水中カメラを操作できるといいます。
ゆっくりと、慎重に無人潜水機がクレーンによって海の上へと運ばれていきます。そして、クレーンから無人潜水機が海の中へと入りました。「KAZU1」の船体調査が行われます。
新日丸が観光船「KAZU1」の引き上げに向けた調査や行方不明者の捜索を始めました。いまだ見つかっていない乗客乗員は12人。
8日は新日丸の他にも海保などの船や航空機が国後島周辺を含めた海域で捜索にあたっています。
ゴールデンウィーク最終日。北海道斜里町に設けられた献花台には8日も多くの人が訪れました。
8日午後、新たな情報が入ってきました。第1管区海上保安本部によりますと、先日、KAZU1の中に入れ回収できなくなった警察の水中カメラが新日丸の無人潜水機によって引き揚げられたということです。
ただ、行方不明者に関する新たな手掛かりは今のところ見つかっていません。
※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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