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【知床観光船事故】日常化していた“ずさんな安全管理” 運航会社社長 “補償”など説明か
知床半島沖の観光船沈没事故から、7日で2週間となります。12人の捜索は、国後島周辺にまで広がっています。こうした中、運航会社「知床遊覧船」の桂田社長は7日、家族への説明会を開く予定で、事故の補償などについて説明するとみられています。
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6日、北海道・斜里町のウトロ漁港では、漁が本格化しました。地元漁師らが協力してきた行方不明者の捜索は、漁の合間で行うこととなりました。
沈没事故から7日で2週間、観光船「KAZU 1」は水深約120mの暗い海の底に今も沈んだままです。乗客14人が命を落とし、未だ12人の行方はわかっていません。
4月28日に3人が発見されて以降、新たな手がかりが見つからない中、海上保安庁では捜索範囲を拡大しました。5日に初めて北方領土・国後島との中間ラインを越えて捜索が行われました。6日も国後島周辺での捜索が続いています。
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こうした中、明らかになったのは、運航会社「知床遊覧船」の“ずさんな安全管理”です。
乗客家族への説明会で示された去年10月の「KAZU 1」の無線記録には、記載されているべき定点連絡の時刻が書かれず、半分以上が空欄となっています。
知床遊覧船の桂田精一社長は、安全管理規程に定められている定点連絡について、「事故当日は怠っていた」と説明していましたが、事故以前から“ずさんな安全管理”が日常化していたことが明らかになっていました。
一方で、桂田社長は7日、家族への説明会を開く予定で、事故の補償などについて説明するとみられます。
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町内に設置された献花台には、6日も10組ほどの人が訪れました。残る12人の捜索が、懸命に進められています。
捜索を終えた人
「状況は…精いっぱいやるだけです」
現場の海域には近日中に調査船「新日丸」が到着予定で、船の引き揚げに向けた調査も本格化する見込みです。
(2022年5月6日放送「news every.」より)
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