【観光バス運転手】“ながらスマホ”で走行 乗客からの注意に反論も…

【観光バス運転手】“ながらスマホ”で走行 乗客からの注意に反論も…

【観光バス運転手】“ながらスマホ”で走行 乗客からの注意に反論も…

観光バスの運転手が、いわゆる“ながらスマホ”で運転をしていました。乗客が運転手を注意すると、運転手は反論。その思わぬ言葉とは…。

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先月28日、走行中の高速バスの車内で、運転手が“ながらスマホ”で運転する映像が撮影されました。映像に映っているバックミラーに映っているのは、運転手。その手には、スマホが握られていました。

すると運転手は、スマホを顔の近くへ…その後、ハンドルに手を下ろしましたが、スマホを手放すことはなく、視線はチラチラと手元に。画面を操作する様子もありました。

撮影者は――

動画の撮影者
「『何をやっているんだ』というのが一番だと思います。数回というか、10回近くスマホをいじったので、乗客の安全をないがしろにするのは、あり得ないと思います」

危険きわまりない、走行中のスマホ操作。別に撮影された映像では、両手をハンドルから離し、ポーチのようなものに触れながらバスを走らせる様子も映されていました。

撮影者によると、動画が撮影されたのは、埼玉県から群馬・草津温泉へと向かう旅の道中。バスの車内には10人ほどの乗客がいて、バスが路肩にはみ出そうになる瞬間もあったといいます。運転手は約1時間半の間、断続的にスマホを操作していたということです。

バスを降りた後、撮影者が運転手に話しかけると――

動画の撮影者
「『運転中にスマホいじってましたよね』って問いかけたところ、『いじってねえよ』と、かなり強い言葉がありました。『いじってねえよ』『マナーの悪い客だな』と言われました」

撮影されたバスを運行していたのは、埼玉県にあるバス会社です。日本バス協会が定める「安全性の評価認定制度」で去年、最高位である「三つ星」評価を受けていました。

バス会社の社長は「安全管理は徹底して、乗務員教育等はしてきたつもりでいましたが、実態としてこういったことが発覚して、大変申し訳なく思っています。(運転手は勤続)約4年になります。特に大きな問題はなく、適性に著しく欠けているという認識はございませんでした。特に大きなトラブルもございませんでした。本人の事情聴取を行った上で、社内規定に則って処分を考えております」と話しています。

動画を撮影した人は、2012年に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡し、38人が重軽傷を負った高速バス事故にも触れ、「関越のバス事故から10年のちょうど節目で、知床もああいう事故があって、プロのバスの運転手がやるってこと自体が驚きがあります。まだやってるのかと。この機会に安全運転の徹底、規則の順守、これを徹底してもらいたいなと思います」と強く訴えました。

バス会社は、スマホをかばんに入れさせるなどマニュアルを変更し、再発防止に努めるとしています。
(2022年5月2日放送「news every.」より)

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