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横浜市で“都市型がけ崩れ” 避難解除めど立たず 発生のメカニズムとその前兆(2022年5月2日)
高層ビルが立ち並ぶ横浜中心部の近くで、土砂崩れが発生し、8世帯19人に避難指示が出されたままになっています。注意すべき「都市型崖崩れ」の前兆を取材しました。
横浜市中区の住宅が密集する高台。
先月30日の深夜、幅およそ10メートル、奥行きおよそ3メートルにわたって、崖が崩れました。
崖の下の住民:「『ドーン』と雷が近くに落ちたような音がした。まさか崩れるとは」
現場は横浜中華街の近くで、JR石川町駅から500メートルほど離れた高台の住宅地。
ここは「土砂災害警戒区域」に指定されていて、今も8世帯19人が避難しています。避難指示解除のめどは立っていません。
崩れた崖の隣の住民は、ある異変に気付いていました。
崖の上の住民:「しょっちゅうパラパラしていた」「(Q.何が?)小石が落ちてくる。パラパラパラパラ、また石が落ちてきたって。怖いよね」
崖崩れは、なぜ起きたのでしょうか。地盤災害の専門家は。
東京海洋大学・地盤工学、谷和夫教授:「(Q.崖崩れの原因は?)非常に傾斜が急で、高さが高かったこと。かなりの雨が降っていたこと」
崖崩れの前日、横浜市では50ミリを超えるまとまった雨が降っていました。
東京海洋大学・地盤工学、谷和夫教授:「(Q.崖崩れの原因は?)崖面は適切に補強されないと劣化。少しずつ崖の強さが弱くなる」
都市型の崖崩れには、いくつかの前兆現象があるといいます。
東京海洋大学・地盤工学、谷和夫教授:「我々専門家は『変状』と言うが、見かけで崖の色々な部分が少しずつ変化していく。崖の面から小石とか土がコロコロ落ちてくるのは典型的な前兆現象の1つ。雨の時に水が染み出てくる量が多い、崖の面が擁壁で補強されていても亀裂が発生してくる、そういった変化をきちんと観察することが重要」
異変を感じた場合は、自治体の防災担当に相談すべきとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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