ウトロ地区で暮らす在日コリアンの歴史伝える「ウトロ平和祈念館」京都府宇治市(2022年4月27日)
在日コリアンの人たちが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区で、地域の歴史を伝える「ウトロ平和祈念館」がオープンします。
「ウトロ平和祈念館」には約100点に上る写真や日用品などの資料が展示され、宇治市伊勢田町にあるウトロ地区で暮らす在日コリアンの人たちの歴史を伝えます。ウトロ地区は太平洋戦争中に京都飛行場の建設計画に動員された朝鮮半島出身の労働者らが終戦後に開拓して生まれ、現在も60世帯約100人が暮らしています。
約30年前には住民らが地権者から立ち退きを求められて法廷闘争にまで発展。2021年8月には奈良県桜井市の無職の男が地区にある空き家など7棟にライターで放火したとしてその後起訴される事件もありました。関係者は事件について人種差別や偏見に基づく犯罪だと指摘していて、展示予定だった住民らの日用品なども多数焼失しました。
(ウトロ平和祈念館 田川明子館長)
「掘っ立て小屋のような生活から、自分たちだけの手で住宅を建てて、つらい思いをしながら生きてきた人たちの町が、なかったことにするというのはだめですよね」
「ウトロ平和祈念館」は4月30日にオープンします。(開館:午前10時~午後4時まで、水曜日と木曜日を除く)
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