【記録的な雨】街路樹が乗用車を“直撃” 上高地では土砂崩落で開山祭が中止

【記録的な雨】街路樹が乗用車を“直撃” 上高地では土砂崩落で開山祭が中止

【記録的な雨】街路樹が乗用車を“直撃” 上高地では土砂崩落で開山祭が中止

熊本市内で27日朝、高さ10メートル以上の木が倒れ、信号待ちをしていた乗用車を直撃しました。熊本市では26日に、4月としては記録的な雨が降っていたということです。また、長野県では、松本市上高地へとつながる県道で土砂崩落があり、開山祭が中止となりました。

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雨にぬれた道路上に停車しているシルバーの車に、道路わきの大きな木がゆっくりと倒れ、覆いかぶさった瞬間をカメラが捉えていました。

警察によると27日朝、熊本市内の道路で高さ10メートル以上の木が倒れ、信号待ちをしていた乗用車を直撃しました。運転していた男性は約20分間、車内に閉じ込められましたが、けがはありませんでした。

閉じ込められた男性
「自然にじわーっと倒れてきた。『ああ、倒れるな』と思いながら車に乗っていた。大きい枝はここ」

――(車体に)傷は入っている?

閉じ込められた男性
「入っているよ。こっちから見るとわかる。こんなことが市内の真ん中であるんだと思った」

この倒木の影響で、4車線のうち3車線が通行できなくなり、通勤通学の時間帯に渋滞が発生しました。

熊本市では、26日だけで、4月としては記録的な106ミリの雨が降っていました。

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さらに、26日から降り続いた大雨の被害は長野県でもありました。

27日午前4時半ごろ、松本市上高地へとつながる県道で土砂崩落が発生。流出した土砂は、長さ10メートル、高さ15メートル、幅5メートルにわたり、道路は全面通行止めとなりました。

土砂に巻き込まれた人はいませんでしたが…。

東京からの観光客
「開山祭に参加するつもりだったんですけど、もう上がれないので」

実は、道路の先の上高地では、27日に開山祭が予定されていましたが、この土砂崩落の影響で中止になりました。県などによると、祭りのために事前に上高地入りしていた宿泊者や従業員など、合わせて716人が取り残される事態となりました。そのうち、253人は27日中に下山する予定だということです。

全国からも観光客が訪れるイベントの中止に、上高地の温泉旅館からは“落胆の声”が聞こえました。

中の湯温泉旅館 小林清二さん
「3年ぶりに緊急事態(宣言)も、まん延防止もない状況でゴールデンウイークを迎えられると、非常に楽しみにしていましたが、できるだけ早く完全復旧していただければと」

県の松本建設事務所によると、土砂の大部分は撤去され、29日の通行止め解除を目指し、応急工事を行うとしています。
(2022年4月27日放送「news every.」より)

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