運航会社アンテナ破損中で無線使用できず　知床観光船事故　社長午後から会見｜TBS NEWS DIG

運航会社アンテナ破損中で無線使用できず　知床観光船事故　社長午後から会見｜TBS NEWS DIG

北海道知床半島沖で観光船が行方不明になっている事故で、運航会社の社長はけさ、JNNの取材に答えず立ち去りました。社長はきょう午後に記者会見を開く予定です。

記者
「桂田社長すみません、ひと言お願いします。安全管理についてどうお考えですか？」

桂田精一社長
「・・・」

記者の問いかけに無言で車に乗り込んだのは、行方不明になっている観光船「KAZU I」の運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長です。

「KAZU I」の乗員乗客26人のうち、15人が未だ見つからない中、桂田社長はきょう午後1時半に家族への説明会を開き、午後3時半からは記者会見する予定です。

また、運航会社の関係者によりますと、会社の屋根に設置されている無線用のアンテナが破損していたことがわかりました。アンテナは冬の間に折れて無線が使えない状態でした。事故当日、同業者が「KAZU I」からの無線で浸水している状況を知り、通報したということです。その後、船長が自分の携帯電話で連絡を取ろうと試みますが電波がつながりにくく、乗客の携帯電話を使用したということです。

国土交通省などは会社の安全管理規定が順守されていたかどうか調べを進めています。

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