【観光船”KAZU I”】過去に２度の事故…去年の座礁事故は会社と船長が書類送検
北海道・知床半島沖で観光船が消息を絶ってから3日目。観光船を運航していた会社の本社前から中継です。
――社長の会見が行われるかもしれないという情報もありますが、現場に動きはありますでしょうか？
私はいま、23日に消息を絶った観光船を運営する「知床遊覧船」の本社前に来ています。
入り口はカーテンがひかれ、板も置かれて中が見えないようになっていて、人がいる気配はこちらからは見受けられません。
斜里町の町長による情報ではこの運営会社の社長が会見を開くという話もありますが場所や時間などの正確な情報についてはまだわかっていません。
2020年まで、この会社で船長だった方に話をうかがうと、4年ほど前に経営者が変わり、去年の春には従業員のほとんどが契約を解除されたということです。
その後、今回消息を絶っている観光船「KAZU I」は二度にわたる事故を起こしていて、去年6月に起きた座礁事故では、会社と豊田徳幸船長が業務上過失往来危険の容疑で書類送検されていました。
漁協関係者によりますと23日から運航していたのは「知床遊覧船」1社のみで、それ以外の会社の船は、安全協議の結果GWから運航する予定だったということです。
海上保安庁は今後、豊田船長などに対し業務上過失致死などの容疑で捜査する方針です。
(2022年4月25日放送「news every.」より)
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