ロシア グーグル・メタに罰金 “違反”情報の削除に応じず
ロシア・モスクワの裁判所はアメリカのＩＴ大手「グーグル」とフェイスブックを運営する企業「メタ」に対し、ロシアで禁止されているコンテンツの削除要請に応じなかったとして、あわせて日本円で１４３億円の罰金を科しました。
ロシアの通信監督当局によりますと、モスクワの裁判所は２４日、ロシアで違法とされるコンテンツについて削除の要請に応じなかったとして、グーグルにおよそ７２億ルーブル＝１１２億円、メタにおよそ２０億ルーブル＝３１億円の罰金を科しました。
この２社は、▼過激的な思想を広めたり、▼宗教対立をあおったりするなどの内容が含まれるコンテンツについて、繰り返し削除の要請を受けたにも関わらず、無視したとされています。罰金額は、ロシアでは初めて各社の売上高に基づいて算出されたということです。
プーチン政権はインターネット上で都合の悪い情報が拡散したり反政権派が活動しているとして締め付けを強めています。（26日13:58）
