仏大統領選 現職大統領vs極右候補 カギは“急進左派票”｜TBS NEWS DIG
2日後に控えたフランス大統領選挙。勝敗に大きく影響するのが左派層の支持で、現職マクロン氏と極右候補ルペン氏の両陣営が取り込みに躍起になっています。
フランス・マクロン大統領
「極右思想の盛り上がりに慣れてはいけない」
ルペン候補
「皆さんを軽視してきた人に責任をとらせる時が来た」
現職大統領のマクロン氏と極右ルペン氏で争われるフランス大統領選挙の決選投票。最新の世論調査では、マクロン氏が57.5%と差を広げつつあります。
勝敗に大きな影響を与えると両陣営が注目しているのが、急進左派・メランション氏の支持層です。メランション氏は1回目の投票で敗れたものの、予想を超える22%の得票率を獲得していました。
その本人は…。
急進左派 メランション氏
「ルペン氏に1票でも入れてはいけません」
極右のルペン氏に投票しないよう呼びかけています。
ただ、マクロン氏を「金持ちのための大統領」と強く批判する支持者も多く、世論調査では、1回目にメランション氏に投票した人のうち、「マクロン氏に投票する」と答えた人は34%、「ルペン氏に投票する」と答えた人も18%いて、48%が態度を明らかにしていないのです。
メランション氏の支持者
「超富裕層に支配された社会ではもはや生きていけません」
メランション氏の支持者
「マクロン氏は災難でしたよ」
選挙戦も終盤。マクロン氏はメランション氏が多くの票を獲得した地域を重点的に回り、環境対策など左派層を意識した主張を展開。
一方のルペン氏は極右的な発言を抑えるとともに低所得者層を意識した戦略でマクロン氏への批判票を狙っています。
決選投票は24日に行われます。
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