“世界最強の闘犬”大型犬「ピットブル」の脱走劇・・・最後は「おすわり」 注射が怖い?(2022年4月8日)

“世界最強の闘犬”大型犬「ピットブル」の脱走劇・・・最後は「おすわり」 注射が怖い?(2022年4月8日)

“世界最強の闘犬”大型犬「ピットブル」の脱走劇・・・最後は「おすわり」 注射が怖い?(2022年4月8日)

 闘争本能の高さから「世界最強の闘犬」と呼ばれる犬が逃走し、千葉県の住宅街が騒然としました。現場を取材すると、逃げ出したのは“世界最強”とは思えない意外な理由でした。

■最強の闘犬 最後は「おすわり」

 7日朝、千葉県市川市で撮影された映像。警察官が取り囲むのは、「アメリカン・ピット・ブル・テリア」という大型犬です。

 「ピットブル」とも言われ、体長は130センチ。体重は40キロ以上あります。

 6日の夕方、飼い主のリードにつながれていた首輪から抜け出し、逃走しましたが、14時間後の7日朝、無事保護されました。

 ピットブルは、世界最強ともいわれ、闘犬にも使われていた犬種です。そんな大型犬が逃げ出したとあって、辺りは緊迫しました。

 近隣住民:「小学校5年生の息子は『かまれるの怖い』って言ってました 。平和な街なので、なかなかこういうことなかったので」

 世界最強のピットブルにおびえる住民。しかし、保護された映像を見てみると、警察官の「おすわり」の指示に、おとなしく応じている様子が見えます。

 闘犬の姿はどこへやら。近隣住民によると、最後は警察官にもなついていたというのです。

■注射が怖くて・・・パニックに?

 ピットブルは、なぜ逃走したのでしょうか。その理由は、意外なものでした。

 ピットブルは、動物病院から逃げ出しました。何度もこの動物病院を訪れていて、インターホンを押した瞬間に、注射を受けると予感したのか、首輪から抜け出して、走って逃げたということです。

 世界最強の犬も、予防注射が怖かったのでしょうか。ピットブルのブリーダー・小島恵理奈さんに話を聞くと、元々温厚で、人懐こい性格だということです。

 今回の脱走劇も、この犬種ならではの特徴が原因となった可能性があります。

 ピットブルのブリーダー・小島恵理奈さん:「元々は、闘犬種として作られたので、とても筋肉質です。力も強いですけど、首が太い犬種なので、スポンて抜けちゃうんです、簡単に。あと、毛が短いので、やっぱり滑りがいい」

 さらに、ピットブルを飼うには、正しくしつけをする必要があると話します。

 ピットブルのブリーダー・小島恵理奈さん:「呼び戻しできるようにしつける。リード離れた時に、どこか行かない。正確なサポートを受け、飼い主も勉強しながら、飼ってほしい犬種」

(「グッド!モーニング」2022年4月8日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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