【トンガ噴火】日本の潮位上昇「ラム波」が原因 気象庁分析
今年1月、トンガでの噴火によって日本で起きた潮位の上昇は、「ラム波」と呼ばれる気圧の波によって引き起こされたことが、気象庁の分析で分かりました。
今年1月、トンガで起きた大規模な噴火の影響で日本列島では1m前後潮位が上昇し、津波警報や注意報が出されました。
潮位が上昇したメカニズムについて気象庁と専門家が分析を進めたところ、大規模な噴火によって起きた「ラム波」と呼ばれる気圧の波が海面を押し上げ、潮位を上昇させたことが分かったということです。
「ラム波」は、秒速およそ300メートルで大気中を進む波の1つで、日本列島には、噴火からおよそ7時間後に到達していました。
気象庁は今後、海外で大きな噴火が起きた場合には、この「ラム波」の予想到達時刻を参考に、防災対応にあたる方針です。
(2022年4月7日放送)
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