“市中感染”京都で確認・・・首都圏も警戒感「いつ発生しても」(2021年12月24日)
オミクロン株の市中感染が23日、新たに大阪と京都で確認されました。首都圏でも警戒感が高まっています。
■京都は“2回接種済み”入院も軽症
大阪府・吉村洋文知事：「本日（23日）、新たに府のゲノム解析の結果、オミクロン株陽性者が1人判明した。こちらは小学生。海外渡航歴はなし、海外渡航した人との接触もない。感染経路が分からない。こちらも市中感染。先日発表した家族との関係はない」
大阪で相次ぐオミクロン株の感染者。22日、確認された30代の夫婦とその娘と合わせて、大阪府でのオミクロン株の市中感染者は4人になりました。
大阪府・吉村洋文知事：「この方以外で12人が新たに、デルタ株のスクリーニング検査で陰性で、コロナの陽性の人が判明した。オミクロン株の可能性も十分ある。今、ゲノム解析中」
23日は、京都でも、オミクロン株の市中感染と疑われるケースが出ました。
京都府・西脇隆俊知事：「（京都府で）初めて、海外渡航者とのリンクのない、オミクロン株の陽性の方が1人判明した。現時点で、感染源は判明していない」
感染したのは、京田辺市在住の20代の女性で、海外渡航歴はなく、感染経路も分かっていません。
女性は、ワクチンを2回接種していました。すでに入院していますが、軽症だということです。
京都府・西脇隆俊知事：「京都府でも市中感染が確認されたということは、他でも当然発生する可能性があると考えなければいけない」
■小池知事「いつ市中感染が発生・・・」
オミクロン株の市中感染について、政府分科会の尾身茂会長は、次のように話します。
政府分科会・尾身茂会長：「国内でオミクロン株が面的に広がっているとは考えないが、複数のスポットで、すでに感染が始まっているのではないか。市中感染が始まると、急速に感染拡大する可能性がある」
東京都は23日、新たに37人が新型コロナに感染したと発表。6日連続で、前の週の同じ曜日を上回りました。
東京都のモニタリング会議も、オミクロン株への警戒を強めています。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師：「新規陽性者数が増加傾向。注視する必要がある」
東京都・小池百合子都知事：「東京都においても、いつ（オミクロン株の）市中感染が発生してもおかしくないという、危機管理の態勢で取り組んでいく」
■街にぎわい「宴会で感染する怖さ」
東京のJR恵比寿駅前は、忘年会シーズンということもあり、たくさんの人が駅から繁華街のほうに向かっていきます。
40代：「やはり身近に迫っていて、非常に怖い。ワクチンを打っていても、感染してしまうって聞いて、非常に心配」
50代：「宴会とかで知らないうちに、感染するかもしれない怖さ」
尾身会長は会見で、年末年始の帰省について、慎重に検討するよう求めました。
政府分科会・尾身茂会長：「まだ迷っている方がいるんだったら、今のオミクロン株のこういう状況、少し考えて下さいと。できれば、もし可能であれば、今回、検討して下さい」
20代：「僕は（故郷が）福岡なんですけど、帰らないです」「（Q.年末年始帰省する予定だった？）元々はそうです。帰ろうと思っていましたが、帰りません。オミクロン株とかコロナとか・・・。福岡でちょっと田舎なので、気にする方のほうが多いので、帰りません」
（「グッド！モーニング」2021年12月24日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
