「全世界に見せたい」ゼレンスキー大統領“大量虐殺”現場を訪問(2022年4月5日)
4日、ウクライナのゼレンスキー大統領が、多くの民間人が殺害された首都キーウ近郊のブチャを訪れました。
■ゼレンスキー氏“虐殺現場”訪れ涙
ゼレンスキー大統領:「ここで何があったのか、ロシア軍が何をしたのか、平和なウクライナでロシアがしたことを全世界に見せたい。ここでの行為は、人間を動物よりもひどく扱うロシア軍の性質を表している。これは戦争犯罪で、大量虐殺だ」
そして、「戦争犯罪で裁かれるのを待つだけでは遅い。我々は、これらの犯罪人を探し出すのに、一刻の猶予も許さない」と憤りをあらわにしました。
■“虐殺”世界中が非難「戦争犯罪」
世界中からは、“ロシア軍による虐殺だ”と非難が相次ぎました。
アメリカ・バイデン大統領:「ブチャで起きたことを見ただろう。これで、プーチン氏が戦争犯罪人だと証明された」
ドイツ・ショルツ首相:「民間人殺害は、戦争犯罪だ。ロシア軍による犯罪を、徹底的に捜査せねばならない」
フランス・マクロン大統領:「戦争犯罪を示す、非常に明確な手掛かりがある。ブチャにいたのは、ロシア軍だ」
■“虐殺”にロシア外相反論「作り話」
一方、ロシアのラブロフ外相は、国連のグリフィス事務次長と会談し、ウクライナ側の主張を「作り話だ」と否定しました。
ロシア・ラブロフ外相:「キーウ州ブチャで行われたのは、フェイクニュース攻撃だ」
そのうえで、「この挑発行為は、国際的な安全保障への脅威となる」と述べ、国連安全保障理事会の緊急会合の開催を求める考えを示しました。
■ブチャ民間人殺害 EU制裁強化へ
こうしたなか、EU(ヨーロッパ連合)が、ロシアへの制裁をさらに強化する見通しであることが分かりました。
フィナンシャル・タイムズによりますと、ロシア船のEU内への入港禁止や、石炭や原油、天然ガスの禁輸措置などが検討されているということです。
(「グッド!モーニング」2022年4月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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