- 30年前のあの日 90秒の映像の中に「生」と「死」が交差していた 時を経ていま思うこと【阪神・淡路大震災30年】
- 「感謝しかない」断水続く被災地で“移動式ランドリー”稼働 畑違いの兵庫の運送会社が開発したワケ
- “カーネル人形”の等身大パネルがKFC阪神甲子園店の前に設置!クライマックスシリーズを盛り上げ
- 【速報】住宅火災で激しい炎 1人けが 小田原市(2023年4月7日)
- 【トンカツまとめ】ドカンと300グラム!極厚とんかつ丼/ポテサラ入りトンカツ誕生秘話/サービスし過ぎな店主の奮闘記 など (日テレNEWSLIVE)
- 【人気店】ベジ郎&夜のパン屋さん 食品ロスを防ぐアイデア店『news every.』18時特集
【解説】「春バテ」とは? なりやすい4つの“NG習慣”と予防法
春なのに真冬並みの気温となっています。「何だかだるい。やる気が起きない」と感じたことはありませんか。春先に感じる体の不調「春バテ」について、愛知医科大学・佐藤純客員教授に伺いました。家でできる「春バテ予防法」もご紹介します。
■4月なのに“真冬並み” 激しい寒暖差が「春バテ」の原因に…
まずは、「春バテ」に大きく関係する気温についてです。東京都心の最高気温は、3日は10.1℃、4日は9.8℃と、4月としては24年ぶりに2日連続で真冬並みの寒さとなりました。ただ、5日以降は暖かさが戻り、10日は5月中旬並みとなる見込みで、気温差が激しくなります。この激しい寒暖差が、「春バテ」の原因の1つです。
■2人に1人「春バテ」の症状とは?
「春バテ」とは、春先に感じる体の不調のことです。愛知医科大学・佐藤純客員教授に話を伺うと、主な症状は「だるい」「めまい・立ちくらみ」「頭痛・肩こり」「イライラ・気分落ち込み」「朝から疲労感」などが挙げられるということです。
なぜ、「春バテ」になるのでしょうか。原因の1つは、春先の寒暖差に体が合わせようと無理をすることです。そして、もう1つは「環境の変化」も原因として考えられています。進学や就職、新年度で環境が大きく変わり、ストレスや疲れを感じやすくなります。
こうしたことが原因で、自律神経が乱れて、心や体に不調をきたしてしまう。これが「春バテ」です。今はコロナの影響でストレスをより感じやすくなっていて、「春バテ」になりやすい環境といいます。
■「春に身体の不調を感じる」64.1% 健康情報サイトによるアンケート
では、どのくらいの人が「春バテ」になっているのでしょうか。女性向け健康情報を発信するサイト「ウーマンウェルネス研究会」が2021年2月に、首都圏在住の20代から50代男女835人にアンケートを行いました。「春に身体の不調を感じる」と答えた人は64.1%、3人に2人くらいの割合でした。多くは「疲労感」や「けん怠感」といった不調ということです。
次に、「精神面の不調を感じる」と答えた人は、50.8%でした。「気分が落ち込む」「イライラする」といった症状を、2人に1人が経験しているということです。「誰がいつなってもおかしくない」ということがわかると思います。
■「春バテ」になりやすいNG習慣とは?
愛知医科大学・佐藤客員教授によると、「春バテ」になってしまうかもしれない「NG習慣」として次のようなものがあるといいます。
・朝ギリギリまで眠り、休みの日は「寝だめ」
・服装を“春らしく”
・好きなものばかり食べてしまう
・学業・仕事以外は、なるべく休む
どうしてNGなのでしょうか。まず、「寝だめ」したくなると思いますが、寝る時間が不規則な場合、体内時計が狂って、自律神経の乱れにつながります。時間のずれは、最長でも2時間程度だということです。
また、春らしい服装について、新しい物を買ったら着たくなりますが、ずっと薄着でいると、血行不良を起こすおそれがあります。朝晩は意外と冷えることを忘れずに、特に手首や足首といった「首がつく」部位を冷やさないように、気をつけてください。
そして、当然ですが、好きなものばかりではなく、バランスのいい食生活というのが大切です。例えば、代謝を良くする物では、ビタミンBが含まれる豚肉などを食べると良いそうです。
問題は「仕事がない日」です。休んでいいのですが、適度な運動も大切です。激しい運動ではなく、「血流を促進する程度の軽い運動」が良いといいます。
■家でできる「春バテ」予防法とは?
「血流を促進する程度の軽い運動」について、愛知医科大学・佐藤客員教授による「家の中でスキマ時間を使った『春バテを防ぐ方法』」をお伝えします。
まずは、「軽いスクワット」。例えば、洗濯物を干す時に、しっかりかがんで、スクワットをして干していく。これを意識するだけでも、運動になります。ポイントは、なるべく膝が爪先から出ないようにして、しっかりかがむということが大切です。
そして、もう1つが、「つま先立ちで、ふくらはぎのむくみを解消」することです。日中動かないと、血が下半身にばかり行ってしまって、その状態で寝ると、血が一気に上半身に行ってしまいます。すると、頭の方がむくんで、眠りにくくなるということにつながるそうです。
ソファでぼーっとしている家族がいたら、「こういった方法があるよ」「洗濯物をしながら、スクワットしてみてね」とおすすめしてみるのもいいかもしれません。
◇
この春から新生活をスタートさせた方も多いと思いますが、体と心を守るために無理をしないことも大切です。
(2022年4月4日放送「news every.」より)
#春 #春バテ #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/ji4mTF5
Instagram https://ift.tt/u6c8pzH
TikTok https://ift.tt/XNHyCOJ
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く