- 東北太平洋側のJR路線、鹿児島発着便中心に交通網影響(2022年1月16日)
- 岸田総理 NATO首脳会議に出席へ 日本の総理として初 対中国で連携強化を表明へ(2022年6月29日)
- 友人を助けようとして溺れたか…池で5人で遊んでいた10歳の男児が意識不明の重体(2022年4月12日)#Shorts #池 #溺れ
- エジプトなど中東で食糧価格が高騰 ウクライナ侵攻の影響(2022年4月14日)
- 松野官房長官 ALPS処理水の処分に向け“徹底した風評対策”|TBS NEWS DIG
- EV=電気自動車シェア世界一の「テスラ」猛追する中国「BYD」が日本で300万円台のEVを投入 “EV後進国”日本でのシェア拡大を狙っています【news23】|TBS NEWS DIG
親ロシア派“マリウポリ掌握”を宣言・・・ウクライナ「東部戦線」で異変【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月1日)
親ロシア派組織のドネツク人民共和国のトップが、激戦が続く南東部マリウポリの掌握を宣言したと、ロシアメディアが報じました。地方行政府を創設すると発表がありました。
■新ロシア派“マリウポリ掌握”宣言
日本時間の先月31日、大勢の記者を集め、会見が開かれた。
ドネツク人民共和国・プシーリン首長:「マリウポリの人はなぜか、『マリウポリが復興されるかどうか』について質問をします。もちろん、復興させます」
会見した人物は、ロシアが独立を承認したドネツク人民共和国のプシーリン首長。マリウポリの“掌握”を宣言した親ロシア派だ。
ドネツク人民共和国の公式ニュースサイトは、プシーリン首長がサインした命令文書も公開している。
ロシアによる侵攻開始から5週間。ウクライナ東部戦線で、新たな動きが起こった。
■“激戦地”赤十字施設も砲撃
マリウポリで負傷し、病院に搬送された3歳の男の子。傷の痛みと恐怖からか、病院のベッドで父親を呼び続けていた。
男の子:「パパは来てるの?パパ・・・」
ウクライナ東部で、攻勢を強めるロシア軍。街の9割が破壊されたマリウポリでは、赤十字のマークが付いた建物にも、砲弾による複数の穴がある。
国際赤十字委員会によれば、被害を受けたのは、病院に送る医療物資や、今もシェルターに避難している、およそ10万人の市民のための救援物資を保管していた倉庫だという。
マリウポリ市民:「シャワーを浴びる場所もなく、どこから流れて来たのか、どんなバクテリアがいるのか、分からない水を飲んでいます。しかも、その水を得るには、遠くまで歩かなければなりません」
■“非人道”白リン弾使用か
ドネツク地方軍政局のキリレンコ局長は、近郊の3つの街で、ロシア軍が“非人道兵器”と呼ばれる白リン弾を使ったと発表した。
ドネツク地方軍政局・キリレンコ局長:「敵は再び、白リン弾を使用した。4人の子どもを含む11人の市民が、病院に搬送された」
■ハルキウで「ミサイル48発」
ウクライナ第2の都市・ハルキウ(ハリコフ)でも、ロシア軍による激しい砲撃が続いている。
ハルキウ州・シネグボフ知事:「きのうの夜は、ハルキウとその周辺で、48発のミサイルを落とされました。デルガチという町では、ものすごい数のミサイルが撃ち込まれて、建物がたくさん破壊され、1人が亡くなり、3人がけがをしました」
ハルキウの地下鉄の駅では、今も多くの子どもたちが、避難生活を送っている。
子どもたち:「2回爆弾が爆発する音を聞いたよ」「すごく大きな音だった」「夜中はパニック状態で走り回ってて、何が起きているのか分からないので、怖い」
■キーウ近郊“奪還”も・・・
ウクライナ軍が奪還したチェルニヒウ近郊の村で、炎を上げるロシア軍の戦車。そばでは、ウクライナ兵が警戒に当たる。
■街破壊で生活困難
ロシアが軍事作戦の縮小を表明したチェルニヒウや、首都キーウ周辺で、ウクライナ軍は、次々と村を奪還している。
イルピン市長:「この場所が受けた被害を見てみましょう。すべてを見せます」
キーウの北西およそ20キロに位置するイルピンも、ロシア軍から奪還した街の一つ。破壊された街の様子を市長が撮影した。
イルピン市長:「レストランの半分は、完全に燃えてしまいました。大きなコンサートホールも壊れています。高層マンションも完全に破壊されて、生活はできません」
■キーウ在住の日本人 実態は・・・
しかし、キーウでは、いまだ攻撃の手は緩んでいないという。
ウクライナ・キーウ在住 高垣典哉さん:「3月31日、8時55分。先ほど、つい5分くらい前ですね。爆撃音が、ミサイル音がドーンっていうのがね。早く(ロシアに)帰ってほしい。それだけです」
キーウに滞在する高垣さん。先月31日も、砲撃音を5回以上聞いたという。
高垣さん:「29日は、割と本当に、おとなしくなっていたんですよ。それでもまた、夜から再開された感じがしまして。がっかりしているような状況です」
街の様子については、こう話す。
高垣さん:「車も一時期に比べたら、かなり走っていますよ。爆撃はきのうから激しく、また続いているんですけれど、活気は少しずつ戻りつつあります。カフェとかレストランは、まだ開いていないんですけれど」
侵攻後、高垣さんは食料の配布など、ボランティアに参加している。
高垣さん:「朝はボランティアで、お弁当を配るってのを。街の中心に行って配る人、あと軍事施設に配る人」
地下鉄の駅にも向かい、構内で避難を続ける人に食料を届けに行っている。
高垣さん:「ここ1カ月ほど、まともなものを食べられないという状況ですからね。一日一食は確保できるということで、とても喜んでもらっています。停戦交渉が上手くいって、本当にロシアが約束を守ってもらって。今までのウクライナ、平和なウクライナの日々を戻してもらいたい」
■首都キーウ やまぬ砲撃
戦場の最前線で取材を続けている、カメラマンのヤン・ドブロノソフさんも、先月31日まで、3日間キーウで過ごした。
ヤンさん:「地下鉄の入り口は土のうで塞がれています。避難所として使われているので、砲撃から守るためです。
破壊されるのを防ぐため、議会の前など様々な場所に設置されている。
ヤンさん:「交渉の後に、ロシア軍がキーウから撤退したというニュースがありましたが、実は誰も撤退していない。戦闘は今も続いています。色々約束したのに、現実は大きくかけ離れています」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年4月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く