「言うことを聞かせるために殴った」障害者施設の男性入所者死亡 職員を傷害容疑で逮捕
東京都内の障害者施設で職員の男が入所者の男性に暴行を加えけがをさせた事件で、男が「言うことを聞かせるために殴った」と供述していることが分かりました。
青梅市の障害者施設の職員・落合大丞容疑者(40)は今月28日夜、入所者の松井祐太朗さん(30)の顔面を複数回殴り、けがをさせたとして逮捕されました。
施設によりますと、松井さんは暴行を受けたあと、何らかのはずみで階段から転落し、その後、自力で浴室に向かいましたが意識不明の状態に陥り、病院で死亡が確認されました。
落合容疑者は松井さんが別の入所者とトラブルになった際、仲裁に入り暴行を加えたということですが、捜査関係者への取材で「言うことを聞かせるために殴った」と供述していることがわかりました。一方で、「突き飛ばしてはいない」とも供述しているということで、警視庁は松井さんが階段を転落したいきさつなどを慎重に調べています。
施設によりますと、落合容疑者はおよそ2年半前に入所者に暴行を加えたとして、3週間の謹慎処分を受けていたということです。
(31日11:32)
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