【黒い雨】被爆者手帳 広島市で発送準備「長いことお待たせした」
原爆投下後に降った「黒い雨」の被害者に対する被爆者認定要件の変更を受け、来月1日に交付される被爆者健康手帳の発送準備が広島市で行われました。
来月1日、被爆者健康手帳を交付されるのは、新たに被爆者に認定された黒い雨の被害者45人です。広島市役所でも、発送準備に追われました。
認定には「黒い雨」を浴びる状況下にあったことに加え、がんなど11の病気の罹患、または白内障の手術歴があることのいずれかに当てはまることが必要です。
広島市健康福祉局 原爆被害対策部援護課・宍戸千穂課長「長いことお待たせしたと思うが、できる限り、今申請した方々は救えるように審査を早く進めていきたい」
これまでに「黒い雨」の被害者2100人あまりが申請しており、広島市では新年度から担当者を増やし、早期の交付を目指します。
(2022年3月30日放送「news every.」より)
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