【ポケモン】グルーシャ「クリスマスなのにナンジャモが配信しない」
グルーシャ「おかしい、昔はクリスマスには大型企画を建てて長時間配信してたのに」
グルーシャ「しかもTwitterも昨日から音沙汰がない、朝の挨拶ツイートすらしていない」
グルーシャ「どうしてだろう」
グルーシャ「……」
グルーシャ「うう…今日はサムいな…」
グルーシャ「……」
カタカタッ
🔍ナンジャモ
「ナンジャモ今日は配信しないのかなぁ?」
「ナンジャモちゃん配信待ってるよ~!」
「昨日からツイートしてないけど大丈夫かなナンジャモ」
「ナンジャモ配信しないけどもしかして男か?w」
「ナンジャモちゃんまだー?」
グルーシャ「……」
グルーシャ「…男…まさかね」
グルーシャ「……」
グルーシャ「心配だし一度連絡してみようかな。この前ブルーベリー学園で連絡先交換したし」
グルーシャ「……」
グルーシャ「…いやいや、そういうのサムいか」
グルーシャ「でもクリスマスに配信無しだなんて、昔のナンジャモなら考えられないなぁ…」
グルーシャ「……」
グルーシャ「まあ今はもうそういうスタンスなんだよね」
グルーシャ「……」
《通知》
ナンジャモ@ドンナモンジャTV がツイートしました
グルーシャ「ん??」
ナンジャモ@ドンナモンジャTV
みんな~、おはこんハロチャオー
あなたの目玉をエレキネット、何者なんじゃ?ナンジャモです!
皆の者、今日はメリクリだね~!
それで、折角のクリスマスに申し訳ないんだけど、ボクは昨日から体調を崩してしまってと~っても調子が良くないので今日は配信なしにするネ~…
あっ…ふーん
「おはこんハロチャオ~!配信無し了解です!」
「お大事にしてください!」
「ナンジャモ体調大丈夫~?」
「ゆっくり休んでください!」
「ツイートできてえらい!」
「体調気をつけてね!」
グルーシャ「なんだ…体調不良か。だったら仕方ないね」
グルーシャ「……」
グルーシャ「ぼくも一応リプライ送っておこうかな」
グルーシャ「……」
グルーシャ「…い、いやいや。そういうのサムいって」
グルーシャ「ふぅ…それにしても今日は予定もないし暇だなぁ」
カタカタッ
グルーシャ「ん??」
まとめサイト
【悲報】人気配信者のナンジャモさん、”体調不良”でクリスマスに配信を休んでしまうwww
グルーシャ「なんだこのサイト…??」
カタカタッ
グルーシャ「配信者の話題を中心に取り扱っているまとめサイトみたいだな」
グルーシャ「別に体調不良で配信を休むことなんて普通じゃないの…?」
グルーシャ「わざわざ記事にするようなことでもないと思うけど…」
グルーシャ「一応見てみるか…」
カタカタッ
「【悲報】ナンジャモ、クリスマスの配信無し」
「あっ…」
「本当に体調不良…?」
「体調不良なら仕方ないね!」
「ま、まさか…嘘だよなナンジャモ…」
「クリスマスに体調不良ねぇ…」
「クワッス冷めちゃった」
「察してやれよ、ナンジャモだってクリスマスに好きな人と過ごしたいだろ」
「ナンジャモももういい歳だろ?仕方ないよ」
「彼氏とのクリスマスを楽しんでね!」
クワッス冷めてて草
”
生ぬるそう
グルーシャ「…え?」
グルーシャ「いやいやおかしいでしょ」
グルーシャ「いくらなんでも憶測で好き勝手書きすぎだよこの人達…」
グルーシャ「本人は体調不良って言ってるんだし」
グルーシャ「……」
グルーシャ「確かに最近のナンジャモは変な挨拶しだしたり、案件も増えたし、体張ってた昔とは違ってサムくなってるけど…」
グルーシャ「…だけど」
グルーシャ「…ナンジャモはいつもファンのことを第一に考えてるはずだ」
グルーシャ「……」
カタカタッ
LINE
グルーシャ「体調不良って聞いたけど…大丈夫?」
グルーシャ「送っちゃった」
グルーシャ「こういうのサムいって分かってたはずなのに」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「…まあ、返信なんか来るわけないよね。体調不良なら尚更」
グルーシャ「……」
グルーシャ「それとも本当に…」
グルーシャ「……」
グルーシャ「いやいや…ぼくは何を考えてるんだ…」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「…うう…サムいな」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「もう22時半か…今年のクリスマスも終わるね」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
グルーシャ「ふわぁ…そろそろ寝ようかな」
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
ピコン!
グルーシャ「!」
LINE
ナンジャモ「グルーシャ氏助けてェ~!」
グルーシャ「ここがナンジャモの家…」
グルーシャ「LINEで送られてきた地図通りに来たはずだから間違いないはずだけど…」
グルーシャ「予想以上に普通の家だな…」
グルーシャ「……」
ピンポーン
グルーシャ「……」
グルーシャ「……」
ピコン!
グルーシャ「?」
LINE
ナンジャモ「鍵空いてるから入っていいよ~」
ガチャ
グルーシャ「おじゃまします…」
グルーシャ「……」スタスタ
グルーシャ「……」スタスタ
ナンジャモ「う、ううっ…」ゼェゼェ
グルーシャ「あ」
ナンジャモ「ゲホゲホッ…グルーシャ氏…ホントに来てくれた…んだ」ゼェゼェ
グルーシャ「とりあえず薬とか飲み物とか買ってきたけど」
ナンジャモ「あ、アリガト…」ゼェゼェ
グルーシャ「ホントに体調不良だったんだね」
ナンジャモ「え?ドユコト??」
グルーシャ「い、いや、なんでもない…」
ナンジャモ「と…とりあえず薬を…」
グルーシャ「…どうぞ」
ナンジャモ「ゴクゴクッ…」
グルーシャ「……」
ナンジャモ「ああ…助かったァ…」
グルーシャ「……」
ナンジャモ「ゲホゲホッ…」ゼェゼェ
グルーシャ「まだ大人しくしておいた方がいいよ」
ナンジャモ「ううっ…そうだね…」ゼェゼェ
グルーシャ「……」
ナンジャモ「……」
グルーシャ「…病院とか行ったの?」
ナンジャモ「いやー、今日日曜日だから近くの病院やってなくさ~」
グルーシャ「…誰か知り合いとかに声かけられなかったの?」
ナンジャモ「だって今日はクリスマスだよ~?みんな何かしら予定入ってるって」
グルーシャ「…そういうもんなんだ」
ナンジャモ「??」
グルーシャ「…い、いやなんでもない」
ナンジャモ「でもグルーシャ氏がすぐ来てくれて助かったよ~…ゲホゲホ…」
グルーシャ「……」
ナンジャモ「ん?どしたの?」
グルーシャ「いや、なんでも。それにしてもどうしてこんなに体調悪くしたの?」
ナンジャモ「ん~…あ、もしかしたらこの前撮ってきた動画のせいかも…」
グルーシャ「動画?」
ナンジャモ「これこれ、この動画!本当は今日アップロードしようと思ってたんだけどさ~」
グルーシャ「”クリスマス記念 ナッペ山でスノーボードやってみた”…??」
ナンジャモ「ナッペ山って寒いね~…本当に身体の芯からヒエッヒエで…」
グルーシャ「そりゃこんな薄着でナッペ山でスノーボードなんてやったら風邪引くよ…」
ナンジャモ「ダヨネ~。グルーシャ氏、よくあんな寒い雪山で暮らせるよねー?」
グルーシャ「ぼくはまぁ…もう慣れたから…。…ってあれ?どうしてこんな動画撮ろうと思ったの?」
ナンジャモ「えっ?ナニナニドユコト?」
グルーシャ「いや、この動画、最近の大衆ウケ狙った動画というより昔の身体張ってた時の動画って感じがする」
ナンジャモ「いやだって、前にグルーシャ氏が昔のスタイルの方が好きだったって言うからさ~」
グルーシャ「え、あの時言ったこと覚えてたんだ」
ナンジャモ「モチのロンだよ~」
グルーシャ「あれ?じゃあ風邪引いたのってもしかしてぼくのせい…??」
ナンジャモ「確かに、そうかも!」
グルーシャ「えぇ…」
ナンジャモ「なーんて、冗談だよん」
グルーシャ「なんだよもう…そういうのサムい…」
ナンジャモ「ごめんごめん」
グルーシャ「…というか、ナッペ山でスノーボードの企画なんてやるならぼくのこと呼んでよ」
ナンジャモ「いやー、グルーシャ氏には一ファンとしてこの動画を見てほしかったからさ~」
グルーシャ「ファンとして…?」
ナンジャモ「うん!昔から追っかけてくれてる古参ファンの1人としてさ!」
グルーシャ「……」
ナンジャモ「でも次また同じ企画する時はコラボ相手として呼ぶからね!」
グルーシャ「…いつでも待ってるよ」
グルーシャ「だいぶ体調良くなってきたみたいだね」
ナンジャモ「うん、ちょっと落ち着いてきた!」
グルーシャ「よかった…それじゃあぼくはそろそろお暇するよ」
ナンジャモ「え~、もう帰っちゃうの~?」
グルーシャ「だって、風邪感染ったりしたらサムいし…」
ナンジャモ「あ、それもそうだね~」
グルーシャ「そ、それじゃ…」
ナンジャモ「うん!」
グルーシャ「…あ、そうだ」
ナンジャモ「ん?ナニナニ?」
グルーシャ「ファンの人達にはちゃんと体調不良だったって説明しておいた方がいいよ」
ナンジャモ「え?どうして?さっきツイートしたし、皆の者分かってくれてると思うけど…」
グルーシャ「い、いや…なんかネットの一部の人達は”男と会う為に体調不良って言い訳してる”とか根拠のないサムいことを言ってたから…」
ナンジャモ「あ~、なるへそ物語~!んじゃーもう、そんな厄介な皆の者の為に次の配信でちゃんと風邪引いた証拠見せないとな~」
グルーシャ「大変だね…配信者って…」
ナンジャモ「こういうのは仕方ないよ!でもさー」
グルーシャ「ん??」
ナンジャモ「グルーシャ氏がうちに来たから”男と会ってる”ってのは本当になっちゃったね」
グルーシャ「あ…」
ナンジャモ「ニッシッシ~」
グルーシャ「そういうのサムいからやめて…」
ナンジャモ「ごめんごめん~、今日は本当にアリガトねグルーシャ氏!」
-完-
若い男女が
密室で
何もなしかよ~
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