無罪確定の元社長 大阪地検の特捜検事2人を告発へ(2022年3月25日)
大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、裁判で無罪が確定した不動産会社の元社長が、検事2人を刑事告発することが分かりました。
大阪地検特捜部の検事2人を告発するのは、プレサンスコーポレーションの元社長・山岸忍さん（59）です。
山岸さんは、学校法人の元理事長や会社の部下らと共謀し、法人の資金21億円を横領した罪に問われました。
しかし、去年10月の大阪地裁判決は「検察官の聴取によって、元部下の供述が変わった可能性が否定できない」などとして無罪とし、その後確定しました。
弁護団は、強引な取り調べで検察の描いたストーリーを押しつける違法な捜査だったと主張して、取調官の検事2人を近く、最高検察庁に刑事告発します。
また、捜査で不当に勾留され社長を辞任したほか、株を安値で手放さざるを得なかったことなどを踏まえ、7億7000万円を求める国家賠償訴訟も起こし、民事裁判でも検察の責任を追及する考えです。
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