【単独インタビュー】”反戦”国営テレビ女性「世界中が1人の人物の人質に…」
ロシア国営テレビの生放送中に反戦を訴えたとして当局に拘束されたマリーナ・オフシャンニコワさんが22日、日本テレビの単独取材に応じました。オフシャンニコワさんは「この戦争は一人の人物の戦争。世界中が一人の人物の人質になっている」などと訴えました。
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22日午後10時ごろ、ロシア国営テレビ元スタッフのマリーナ・オフシャンニコワさんが、日本テレビの単独インタビューに応じました。
ロシアの国営テレビ元スタッフ マリーナ・オフシャンニコワさん
「不満がどんどんたまっていました」
オフシャンニコワさんは、ロシア国営「第1チャンネル」で14日放送されたニュース番組の生放送中に「戦争をやめてください!」と反戦を訴え、ロシア当局に一時拘束されました。今後、刑事罰に問われる可能性もありますが、「愛国者」としてロシアに残るということです。
――メッセージを書いたものをどうやって持ちこんだ?
マリーナ・オフシャンニコワさん
「私はプラカードをジャケットの中にいれて職場に行った。ただ、それを脱いだだけです」
オフシャンニコワさんは、一人だけ計画を明かした元同僚からはやめるように言われたが、他のスタッフには事前に知らせていなかったと明かしました。
――今回のあなたの行動の原動力となったものは何ですか?
マリーナ・オフシャンニコワさん
「なぜ兄弟同士の戦争が起きたか、理解できなかった。もうひとつは、私はウクライナの避難民の人たちの気持ちがわかった。『これ以上我慢できない』と感情が高ぶった」
――今後もロシアにとどまるということだが、不安は?
マリーナ・オフシャンニコワさん
「自分の国でどうして黙り、怖がらないといけないのか。私の国であり、家であり、子供たちのために建てた家です。モスクワはとてもいいところです。私はここに住み続けたいですし、出て行くつもりもない」
そして、オフシャンニコワさんは、次のように訴えました。
マリーナ・オフシャンニコワさん
「この戦争は一人の人物の戦争。世界中が一人の人物の人質になっている。この人物を止めるために、外交含め、力を合わせなければいけない。私たちの課題は『この状況を止めたい』と思う人たちが団結することです」
(2022年3月22日放送「news zero」より)
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