【自衛隊】“過去最大”日米共同訓練 オスプレイも初参加

【自衛隊】“過去最大”日米共同訓練 オスプレイも初参加

【自衛隊】“過去最大”日米共同訓練 オスプレイも初参加

ウクライナ情勢が緊迫する中、日本とアメリカが、離島の奪還を想定した過去最大の訓練を行っています。目的は、南西諸島などにおける島しょ防衛の強化を図ることです。訓練には、自衛隊のオスプレイも初めて参加しました。

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轟音と共に現れたのは、最新鋭の輸送機、オスプレイ。

陸上自衛隊と米軍は今月初旬から、約20日間にわたる共同訓練を行っています。目的は、南西諸島などにおける島しょ防衛の強化を図ることです。

近年、尖閣周辺の日本の領海へ侵入を繰り返す中国の存在などが念頭にあるとみられていて、国内の共同訓練としては過去最大の約1000人が参加します。

訓練は、敵に占領された島を奪還する想定で行われました。

ヘリコプター内部からの映像には、ボートを落下させた隊員らがフィンを片手に次々と海に飛び込んでいく様子が映っていました。

彼らは九州を拠点にした島しょ防衛の専門部隊「水陸機動団」です。猛スピードでボートを走らせ岸に上陸。ものの30分足らずで海岸線に陣地を構築し、周囲の安全を確保します。

そして、後続部隊を運ぶのは、訓練初参加となる自衛隊のオスプレイ。舗装されていない場所でも着陸することができます。

テレビ初となる、自衛隊のオスプレイ内部も公開されました。

約20の座席が壁沿いに設置されていて、装備を身につけた隊員がそのまま着席することができます。また、飛行スピードは、従来機の約2倍ということで、作戦能力の向上が期待されています。

25日まで行われる日米の共同訓練。両国の代表は、日米同盟の重要性を訴えました。

第一水陸機動連隊 開雅史連隊長
「一段と厳しさを増す国際情勢において、大変意義があるものと考えています」

米・海兵隊マイケル・ナコニジィー大佐
「言語や制服は違えど、私たちには共同力があります」

防衛省は訓練を通して、日米同盟の抑止力や対処能力の強化をアピールしたい考えです。
(2022年3月22日放送「news every.」より)

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