酷暑到来 夏の車内は危険がいっぱい モバイルバッテリーから発火が多発 水が入ったペットボトルも実は危険 注意するポイント総まとめ  

酷暑到来 夏の車内は危険がいっぱい モバイルバッテリーから発火が多発 水が入ったペットボトルも実は危険 注意するポイント総まとめ  

 本格的な暑さが続くこれからの季節。猛暑が車内に及ぼす影響を実験。

〈楠下一輝ディレクター〉
 車のダッシュボードに卵や肉を置いてみると、どのような変化をするのでしょうか。実験してみます。

 炎天下の車内には、どんな危険があるのでしょうか。実験の結果は後ほど…。

〈足立夏保キャスター〉
 夏の車の中というのは本当に危険がいっぱいです。車内の温度を測ってみますと、計測を開始して約20分後、50度まで計測できるはずの温度計が「計測不能」となってしまいました。とんでもなく暑くなっている車の中なんですが、午後1時過ぎから始めた実験でも1時間半ほどで、どんどんとクレヨンも溶け出しています。お肉もローストビーフになっていきました。卵も少しずつ目玉焼きに近づいていっています。このようになってしまうと、中にいる人も、無事では済まされません。
 
 車の中はどうなっているのか、見てみましょう。 

〈楠下ディレクター〉
 大阪市中央区にある読売テレビの駐車場です。午後4時を過ぎまして、手元の温度計は、ほとんど35℃であることを示しています。立っているだけで、汗が降りてくるような、大変危険な暑さです。2時間半ほど前から、炎天下で車内がどんな風に暑くなっているのか、という実験をしていますが、この猛暑ですと車内の温度を多分想像を絶するほどの温度になっているかと思います。車内に置いておくと大変危険なものがあります。

 まず、ペットボトルを置いておくのは、大変危険です。さらに、携帯やスマートフォンを充電するモバイルバッテリーを車内に放置しておくと、危険な状態になることがあります。画像のように、発火することがあるんです。

 NITEによりますと、2025年までの5年間の間にモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池の商品による事故の件数が2140件報告されているということです。こうした事故は気温が上がる夏場に急増して、8月に最も多くなる傾向があるとのことです。

 なぜ、ペットボトルが危険なのでしょうか

〈高岡達之特別解説委員〉
 ペットボトルは「収れん火災」という火災を起こします。これは全国の消防本部のホームページをご覧の皆さんもぜひチェックをしていただきたいんですが、小中学校の時に虫眼鏡で太陽の光を集めて火を起こすということを学校で習ったと思います。同じ現象がペットボトルで起きます。

 どうしても運転席の周りにペットボトルホルダーを置いてらっしゃる方多いと思いますが、お水が入っているペットボトルは、本当に虫眼鏡と同じになります。放置して車を出るということは大変危険なんです。

〈足立夏保キャスター〉
 ペットボトルだけではなくて、貼り付け吸盤・透明の吸盤が光を集めてシートが焦げたという事例もあるということです。他にも、眼鏡やホイールなど光が反射して、隣の車のタイヤがパンクしたという事例もあります。

〈高岡達之特別解説委員〉
 大事なことを一つだけ、皆さん覚えておいてください。太陽の光を集めることは大変危険だということです。

 太陽の光が当たるところにこういうものは絶対置かないということです。車の中にはモノを置かないという発想をしていただいた方が安全です。

〈足立夏保キャスター〉
 では、車内の温度どれほど上がるのでしょうか。JAFのデータがあります。エアコンをつけずに日向に車を駐車していた場合、運転席の暑さの変化のデータがあります。30度から始まっていますが、10分ほどで10度も上がって40度にまで上がっています。熱中症の危険レベルです。

 人が車の中にいる場合は、息や汗そして体温でより過酷な環境になるということで、車の中に小さいお子さんがいたりすると脱水状態になるなど、本当に危険です。

〈高岡達之特別解説委員〉
 自分が買い物行った時にかかる時間を一度測ってみてください。

 何かを明確に買おうと思ってなくても、ご家族と行って、車を降りて、お店の中入って一周して出てきてレジまで入れたら、10分なんてあっという間です。本人としてはそんなに時間を使った覚えがなくても、車内にお子さんやペットが残っていたらどうなるのか。ご自分の買い物の時間、大きな買い物でなくても、どのぐらいかかるのかを測ってみるのは、大事だと思います。

〈足立夏保キャスター〉
 すでに対策をしている…という方もいらっしゃるかと思います。

 例えば、「サンシェード」です。炎天下に車を2時間置いていた場合、対策をしていないと車内の最高温度は52度にまで達します。サンシェードをしている場合は、50度ということで少しだけ下がりますが、実は、あまり変わらないんです。一方で、3センチ窓を開けていた場合は、車内の最高温度は45度ということで少しだけ下げられるということです。

〈高岡達之特別解説委員〉
 いずれにしても45度でも本当に人間の体温は軽く超えます。ご覧の皆さん本当に人命に関わることを、我々は真夏になると毎日やっているという思いを持っていただくことが寛容だと思います。
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