そろそろ梅雨入り…いまこそ怖い?高温多湿の季節「梅雨型熱中症」引き起こす “隠れ脱水” に注意を
5月に入りすでに暑い日が続く中、まもなく梅雨入りを迎えようとしています。そんな中、注意が必要なのがこの時期特有の「梅雨型の熱中症」です。
■要注意梅雨型熱中症とは?“じめじめ”に潜む危険
今週、強い日差しが照りつけ、とにかく暑かった近畿地方。
本格的な夏を前に、まもなく訪れるのが…。
報告・ 梶村百花 記者
「きょうは雨が降ったりやんだりする天気で、手元の温度計を見ますと、湿度は82%と高くなっており、じめじめとした天気になっています」
おととい(19日)までのからっからの暑さとは打って変わり、きょう(21日)の大阪は雨。
街の人
「ちょっと湿度がじめじめで、うっとうしいですね」
「暑くて、じめじめしていて悲しいです」
「ムシムシしていて気分が悪い。もう梅雨入りは毎年のことやから」
梅雨入りを前にすでにじめーーーーとした天気。
気象庁によると、今年は季節の進みが例年より早いため、梅雨の時期の気温がより高くなるということです。
蒸し暑い梅雨の時期に注意が必要なのが、「梅雨型熱中症」です。
去年の「熱中症による搬送者数」をみると、5月以降、梅雨の時期に搬送者の数が大幅に増加していることがわかります。
この時期におこる熱中症とは…。
医学研究所 北野病院・平川昭彦 医師
「この梅雨型熱中症というのは、気温は高くなくても湿度が高い、例えば80%以上の場合、体の熱がなかなか蒸発しにくいということで、うつ熱(熱がこもる)状態になって、熱中症様になる。案外、屋外ではなくて、屋内で生じることが多いということです」
短時間で症状が出る一般的な熱中症とは異なり、気づかぬうちに体に熱がこもり、数日かけて脱水症状になるのが特徴です。気温が25℃程度でも、湿度が80%以上になるとなりやすいということです。
医学研究所 北野病院・平川昭彦 医師
「軽いめまいとか立ちくらみ、あと、こむら返り(足がつる症状)が起こったり、ひどくなると意識が悪くなったり、痙攣が生じたりという症状がおこります」
また、体温調節が難しいとされる高齢者や子どもがなりやすいといいます。
医学研究所 北野病院・平川昭彦 医師
「こまめに水分を取っていくことが大事かと思います。あと睡眠をしっかりとるということと、『おかしいな』と思えば、まずは涼しいところに行って、より重症になれば、すぐに病院に行っていただくというのが大事かと思います」
夏本番を前に迎えるじめじめとした梅雨の季節。
迫りくる「梅雨型熱中症」を危険から身を守るためには。
■梅雨型熱中症 真夏じゃなくても要注意 気温低くても警戒を
(吉澤真彩 アナウンサー)
改めてこの時期に注意していただきたいのがこちらです。
「梅雨型熱中症」
「梅雨型熱中症」とは、人は汗をかくことで、それが蒸発して体温を下げる機能があるんですけれども、湿度が高くなって汗の蒸発がしにくくなると、体温調節ができずに体内に熱がこもってしまうということで、「梅雨型熱中症」になるということです。
平川医師によりますと
「夏本番の気温が高くなくても、湿度が80%以上になると熱中症になる可能性がある。めまい・頭痛・倦怠感などの症状が見られる」
ということです。
■“気付きにくい”が特徴
(吉澤真彩 アナウンサー)
真夏じゃなくても、熱中症になりやすい特徴があります。
「屋内でなりやすい」ということです。
普通の熱中症と比べて、数日かけてじわじわと脱水症状になって、気づきにくい。高齢者・子どもは特に注意ということです。
(吉澤真彩 アナウンサー)
その指標があります。こちらです。
室内用の暑さ指数の図です。縦が気温、横が湿度を表していて、赤い部分が熱中症が“危険”のレベルになっています。
例えば、あまり高くない26℃の気温で湿度が85%、この場合は、指数が25になります。
こちらでも、なんと“警戒”の黄色のレベルになるということなんです。
(中谷しのぶ キャスター)
湿度が28℃の場合は、“警戒”が始まるのが湿度が65%ですから、やはり除湿機能とかも使いながら、うまく湿度のコントロールが重要になりそうですね。
(吉澤真彩 アナウンサー)
はい、湿度がすごく重要なポイントとなってきます。
そんな「梅雨型熱中症」の原因になりやすいのがこちらです。
■“隠れ脱水”が原因に
「隠れ脱水」
ということで、やはり“隠れ”というからには、「屋内」でなりやすいとお伝えしましたが、「湿度が高いと汗をかきにくく、喉の渇きも感じにくくなってしまうので、水分補給を怠ってしまい、『梅雨型熱中症』の原因になる」と平川医師はおっしゃっています。
その症状ですが、疑わしいのがこちらです。
●口の中がねばつく
●尿の色が濃い
●「こむら返り」足がつる
これが症状だということです。
(吉澤真彩 アナウンサー)
簡単にセルフチェックできる方法もあるんです。それがこちらです。
手の甲の皮膚をつまみ上げます。こちらが元に戻るまで2秒以上かかると、「隠れ脱水」の可能性がある。
さらに爪を押すと白くなりますよね。これを離した時に、元の色に戻るまで3秒以上かかると「隠れ脱水」の可能性があるということです。
中谷さんちょっとやってみてください。
(中谷しのぶ キャスター)
確かにすぐに戻るというよりかは、じんわり戻っていきますけど、2秒くらいかな。
(吉澤真彩 アナウンサー)
これが簡単に手元でチェックできる方法ということです。
予防策も聞いてきました。
■屋内でも予防を
「適度な水分・ミネラル補給」
喉の渇きを感じづらいということで、喉が渇いていなくても、起床時や就寝時に、こまめに補給することが大事です。
そして「熱をため込まない」
温度調整しやすい服装を着たり、汗をかいたらこまめに着替えるなどして、熱の温度調整をしやすい格好をすることも大事です。
そして「エアコンを適切に使う」
室温28℃、湿度が40%〜60%が目安となっていて、湿度が高い場合は、夜間でも除湿をすることで、「梅雨型熱中症」を予防するということです。
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