“春グマ”被害相次ぐ 京都の観光名所付近に出没し世界遺産にも影響 ハンター育成にある“壁”とは?

“春グマ”被害相次ぐ 京都の観光名所付近に出没し世界遺産にも影響 ハンター育成にある“壁”とは?

 冬眠から目覚めた“春グマ”による被害が、全国で相次いでいます。関西でも出没事例が報告される一方で、ハンターを育成する世界では大きな変化が起きていました。

 「いた!草を食べてる」

 冬眠から目覚めたいわゆる“春グマ”

 「やば。ありえないんだけど」

 その出没が、市街地でたびたび確認される中、人への被害も相次いでいます。

 5月6日、岩手県では、クマに襲われた可能性がある69歳の女性が遺体で見つかり、山形県では、山菜取りをしていた70歳の男性がクマに襲われ「ほほ」の骨を折るケガをしました。

 “春グマ”とみられる報告事例は、京都市内の観光名所付近でも確認されています。

 報告・蔦遥香 記者
 「すぐ近くには寺がある場所ですが、河川敷でクマ3頭が目撃されたということです」

 4月25日、京都市右京区にある清滝川沿いで親子と見られるクマ3頭が目撃されました。クマの体長は150~170センチ程度で、子どもとみられるクマの体長は不明です。川沿いをゆっくり歩き、川上の方へ去っていったということです。

 確認された場所の近くには、紅葉の絶景で有名な神護寺や世界遺産・高山寺があり、川遊びやハイキングでも人気の場所です。

 クマの出没情報に現場付近では、警戒感が高まっています。

 近隣住人
 「40数年間でクマが出たのは初めてです」

 この付近では、5月4日にも自動車で通りかかった人がクマ1頭を目撃。出没場所の南東方向にある世界遺産・仁和寺の参拝にも影響が出ています。

 仁和寺・磯矢淨悠さん
 「こちらのこの細い道ですが『成就山御室八十八ヶ所』をめぐる参拝のルートになっていて、6キロほど離れているが、山はつながっているので、参拝も中止させていただいております」

 例年多くの人が山へ足を踏み入れる季節だということですが、5月3日に予定されていたウォーキングイベントも中止になっています。

 仁和寺・磯矢淨悠さん
 「(クマ出没に関する)ガイドラインがまだできていない状態なので、この山にクマが出たら入山禁止にするのかという判断も、まだ決まっていない状況なので、改めて見直していかないといけない」

 これまでも、関西で確認されているクマの出没事例。 

 ハンターの育成にも変化が起きていました。

■関西でクマ出没 ハンター育成に“壁”「私の腕では無理…怖い」

 2年前、兵庫県三木市にオープンした広大な敷地にある施設。

 中野颯太 記者
 「こちらの施設は、クマやイノシシ、鳥などを狩ることのできるハンターを養成するための射撃訓練ができる施設なんです」

 狩猟免許を持つ人から、競技としてのクレー射撃を楽しむ人など多くの人が訪れるこの施設。

 この日は、実際にイノシシやシカなど動物の狩猟の際に使用する「散弾銃」の実習訓練が行われました。

 指導員
 「(標的が)等速に運動していって、見越して撃てば物理的に当たる。必ず当たる」

 市街地での「緊急銃猟」が解禁となった去年9月以降、実際の銃を撃つことができるとあって、兵庫県だけでなく周辺の自治体からも訓練や研修の依頼が増加しているといいます。
 
 Q:狩猟を始めてどれくらいになるのでしょうか
 参加者
 「ことしで10年です」
 Q:きっかけはあるのでしょうか
 「田畑にシカやイノシシがきて、荒らすからですね」

 参加者
 「(狩猟免許取得から)2年です。自分の手で肉を取りたくて覚えたことがきっかけです」
 「鉄砲を持つ前にも、どういう過程を経るとかも教えてくださるので」

 狩猟や獣害駆除への関心が高まる一方、クマの狩猟について聞いてみるとーー。

 参加者
 「私の腕では無理だと思います。残念ながら。ケガだけをして逃げられたら余計に危ないので、やっぱりうまくないと無理だと思う」

 参加者
 「クマはやりたくない。クマがいるところは嫌です。びびって撃てるかもわからないし、近づかれてミスするとやられるので、それは怖い」

 クマを狩猟する際に使用することが多いのは、 殺傷能力が高いライフル銃です。

 兵庫県立総合射撃場・岩﨑智英 管理課長
 「ライフル銃の場合は、(射程距離が)1キロや2キロとなる。その分殺傷能力もある。ライフル銃が使用できるのは、シカとイノシシとクマ…ツキノワグマとヒグマに限られている」

 ライフル銃を使用するためには、原則として散弾銃を10年以上連続して所持した経歴が必要となるなど、使用に関するハードルが厳しく設定されています。

 ライフル銃による射撃を実践してもらうとーー。

 中野颯太 記者
 「音、衝撃がかなり感じます」

 兵庫県立総合射撃場・岩﨑智英 管理課長
 「やはり頭を狙うのはメインかなと。腹に当たったりしたらその場に倒れないので、何百メートルも走る。一撃で仕留めないとこちらが被害にあってしまう」

 年々、急増するクマ。その一方でハンターの高齢化や減少が課題になっていて、この施設では銃になじみのない初心者や子どもでも楽しめるよう、模造銃を使ってクレー射撃や狩猟を楽しむことのできるシミュレーションも用意されるなど、後進の育成にも力を注いでいます。

 利用者
 「当たった時が嬉しいから楽しい」
 利用者
 「家族でこれるというのを知ったので、1回やってみようかなと」

 ターゲットをイノシシにして記者もやってみると…。

 中野颯太 記者
 「あっきたきた。これ難しい」

 結局、逃げられてしまいました。

 冬眠期間が明け、クマによる人的被害が全国で相次いでいますが、担当者は兵庫県に生息するクマについて。

 兵庫県立総合射撃場・岩﨑智英 管理課長
 「私も駆除隊の一員として毎週活動しているが、突然クマが出てきてあっということはある。クマの方も人間だということで逃げていく」

 現時点では、いわゆる”人慣れ”しておらず、大きな被害は出ていないといいますが、いざという時のため訓練を続けています。

 (Q.目の当たりにすると怖い?)
 兵庫県立総合射撃場・岩﨑智英 管理課長
 「こっちこないでくれと心の中では思いつつ、銃だけは向けています」
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