大移動のシカ 大阪の警察施設でようやく捕獲 カメラが捉えた一部始終 大阪市が一時保護も今後は?
大阪市内で目撃が相次いでいたシカがきょう(25日)、捕獲されました。気になる今後の対応は?
きのう(24日)大阪市旭区で目撃されたシカ。
益永佳奈 記者
「シカが歩いている影響で、付近は渋滞もできています」
周囲には人だかりができていましたが、シカは気にする様子もなく歩き続け…。
犬と“にらみ合う”場面も。
夕暮れ時になってもシカは歩き続け、城東区関目周辺へ…。
多くの車が行きかう幹線道路に飛び出し、ひやりとする場面もみられました。
その後、シカは職員に誘導されていましたが…。
「ヤバイ、ヤバイ」「 あかん、あかん」
突如、走り出します!
警察などが必死にその後を追いますが、そのシカが向かった先は…。
益永佳奈 記者
「えっ何これ? 警察署?」
まさかの警察署でした。
なぜかシカは、自ら、大阪府警本部・関目別館に入って行ったのです。
そして、きょう(25日)。
黒木千晶 アナウンサー
「大阪市内を歩き回っていたシカですが、現在は、大阪府警関目別館の敷地内にいます。職員に見守られながら草を食べています」
きのう(24日)の騒動はどこ吹く風。シカは警察の敷地内でのんびり草を食べて過ごしていました。
そもそもこのシカ、奈良から来たのかなど、不明ですが…。
きょう(25日)奈良県の山下真知事は…。
奈良県・山下真 知事
「大阪府下で捕獲されたシカについては、大阪府下で放獣してくださいということをお願いすることになる」
奈良県内に受け入れる予定はないと述べ、横山英幸 大阪市長、吉村洋文 大阪府知事にも、その意向を伝えたことも明らかにしました。
そして…。
黒木千晶 アナウンサー
「午後1時10分すぎです。さきほど大きな動きがありました。ネットが張られて、捕獲作業が行われていると思われます。こちらから、その姿を確認することはできません」
警察の敷地内にいたシカは、車にのせられ移送されました。今後、シカはどうなるのでしょうか?
大阪市・横山英幸 市長
「いまはまず一時保護施設の方、大阪市の動物管理センターに移送が完了したという報告を受けています。関目の警察署に逃げ込んだので、周辺の安全も含めて確保できる状況になったのも、捕獲に踏み込んだ1つの要因です。引き続き、一時保護施設で経過観察をするとともに、次の移送先に向けて、引き続き調整を進めていきたいと思います。“シカさん”が安全な環境で次のステージに移れる環境を整えていくのが大事かなと。いま時点でお伝えできるのはここまでです」
◇◇◇◇◇
■大移動のシカ この後どうなる?
(中谷しのぶ キャスター)
ということで、大阪の各地で出没が確認されていたシカですが、きょう、大阪府警の関連施設内で捕獲されて、市内で一時的に保護されているということです。
当初、受け入れ先としては、こんな案が挙がっていました。
まず、動物園などに引き取ってもらう案です。これに対して大阪市の横山市長は23日、「野生動物を直ちに動物園に入れるのは難しい」と難色を示していました。
次の候補は、大阪の山に放つという案です。シカは府内全域で基本的に捕獲対象となっているので、こちらも難しいと。
では最悪の場合、殺処分になってしまうのかということなんですが、きょう横山市長からこのような回答がありました。シカの受け入れ先について「大阪府内の施設から前向きな答えをいただいている。法的な面・環境など状況を現在確認している」。大阪市担当者いわく「先方の準備が整い次第、移送する方針」だということです。
では3つ目の案です。「奈良公園に戻す」という案です。
もともと奈良公園から来たのかは確かではないんですけれども、奈良市はその点についてこのように回答しています。「やはり天然記念物の指定を受けているのは、奈良市のシカであって、奈良を出たら、ただのシカ。法律上、受け入れられない」としています。
◇◇◇◇
その奈良公園から中継でお伝えします。
■「奈良のシカ」判断のポイントは?
(報告・上野巧郎 記者)
あいにくの雨模様ですが、奈良市の奈良公園から中継でお伝えします。
今回、大阪に出没したシカが、ここ奈良公園から来たのかどうかについて、きょう愛護会の方に、見分けるポイントについて伺いました。
まず一つ目のポイントは「角の形」です。
シカの角には2つの段階があるということなんですが、1歳~2歳頃にかけて生える乳歯のような細くて短い角があるんですが、その角に関しては自然に抜け落ちるため、その後に生えてくる太い角に関して切り落としているということです。その切り落としの跡があれば奈良から行ったシカで間違いないということなんですが、大阪に出没したシカを思い出してほしいんですが、細くて短いものだったということで、若い個体だから切り落としの跡が確認できなくて、それだけでは奈良のシカかどうかは判断できないということでした。
もう一つのポイントは、「人との関わり方もある」ということです。
今回の大阪市内の際は、多くの人が近くに行ったわけですけども、興奮する様子もなく落ち着いて行動していたことから、奈良で人に慣れているシカなんじゃないかという見方がありました。しかし、ここ奈良公園のシカの中にも、人と付き合うのが難しい「人見知り」のシカもいますし、中には山の中に住んでいるような野生のシカでも、人に慣れることもあるということで、今回の映像などから、シカが奈良から行ったかどうかについても判断できないということでした。
また、ここ奈良公園では、今回の大阪への出没と直接関係あるかどうかはまだ分かっていないんですが、シカが急増しているという問題を抱えています。そうしたことからテリトリーを獲得できなかったシカが、徐々に生息域をこの奈良公園、奈良市内に広げているという事実はあるということです。こうした急増の背景には、人が食べるものを与えてしまう「餌やり」や「食べこぼし」そして残飯などによって栄養が獲得できて、それが繁殖につながっているという側面もあると見られています。けさの会見で奈良県の山下知事も、今後、頭数制限に関しても議論を進めていくという考えを示しました。
こうしたことから、もしかしたら私たちの行動が、奈良県のシカ、ひいては大阪に出没したシカの移動にも起因しているのかなということも徐々に分かってきました。
◇◇◇◇◇
■一時 奈良県に断られ…
(中谷しのぶ キャスター)
いま中継にもありましたように、奈良の鹿愛護会によりますと、「これまで若い奈良のシカがテリトリーを獲得できず、“遠征”したケースはあったが、せいぜい半径5キロ以内だったと。奈良のシカだった場合、20キロ以上移動するのは異例中の異例」ということです。
大阪市の横山市長は、「今回のシカが奈良から来たかは断定できないが、各自治体に入ってきた個体(シカ)をどうするのか、今回をモデルケースにする必要がある」ということです。
奈良市のシカも急増しているということで、高橋さん、生態系も変わってきてますからね?
(高橋克哉 解説デスク)
奈良の例は特殊だと思いますが、実は全国的な規模で見ると、シカの数はものすごく増えているんですね。統計によると、40年間で2.7倍に増えているという統計もあるくらいなんです。
環境省も、シカに県境はありませんから、県をまたいで生息している地域については都道府県ごとに広域な管理をするということを求めていますので、今回の奈良と大阪のケースをきっかけにして、広域連携というのを深めていく一つのきっかけになればと思うんですね。
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