「正直わからない」お店の人も…『金』の価格高騰 『純金小判』値段が去年の２倍 売り時か、買い時か
精巧に造られたきらびやかな置物。材料は「金」。
その価格に、異変が起きています。金製品の販売や買い取りをする店舗を訪れてみると。
馬場凪沙記者
「こちらの『純金の小判』。去年は60万円でしたが、約120万円と2倍の値段で販売されています」
取材を始めると、早速、別の種類の小判を購入する人が。
店員
「とりあえず1枚」
「46万7500円ですね」
「お渡しが3月初旬の予定をしています」
長いもので半年待ちになっているという「小判」。
家族や孫世代に譲り渡す目的などから人気が高いといいます。
Q:購入した理由は？
40代夫婦（約46万円の小判を購入）
「やっぱり金の価値と価格高騰を見越して、将来のためにといったところが、購入理由です」
一方、金の買い取りを希望する人も。
こちらの70代の男性が持ち込んだものも「小判」でした。
70代男性
「（自宅を）ずっと整理していたら、金庫の奥から（金が）出てくることも、あるじゃないですか」
小判の重さは、75グラム。
X線の装置に入れて、金が含まれている割合を量ります。
査定の結果、「純金の小判」と判明しました。
気になる、買取価格はー。
店員
「本日は、1グラム2万819円になります」
「75グラムで156万1425円です。よろしいですか？」
お金の使い道を聞いてみると。
70代男性
「多分、子どもたちを連れて旅行に行くとか、そんなものではないか」
金の価格が高騰する中、買い取りを希望して店を訪れる人は、1日10組になるときもあるといいます。
SGC ゴールドショップ高島屋大阪店 久米樹里衣副店長
「若い方から年配の方まで、幅広く来られているんですが、金が高騰していることを知って、いらないネックレスや指輪を家で探して持ってこられる方が多いです」
金の価格の高騰を、買取店ではどう見ているのでしょうか。
SGC ゴールドショップ高島屋大阪店 久米樹里衣副店長
「本当にずっと上がり続けているので、正直私たちもわからない。きょうもこれだけ上がって、明日もこれだけ上がって…とお客様と同じように感じています」
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