神戸6歳児暴行死 遺体遺棄事件「私は捨てたくなかった」母親が心境語る 大地被告が家族を支配か

神戸6歳児暴行死 遺体遺棄事件「私は捨てたくなかった」母親が心境語る 大地被告が家族を支配か

神戸6歳児暴行死 遺体遺棄事件「私は捨てたくなかった」母親が心境語る 大地被告が家族を支配か

 神戸市西区で6歳の男の子を暴行して死亡させ、遺体を遺棄した罪に問われている母親らの裁判。母親が涙ながらに事件当時の心境を明かしました。

 穂坂沙喜 被告
 「私は捨てたくなかったのに、(弟の)大地が無理やり捨てると言い出した」

 1日、神戸地裁で行われた裁判員裁判で、証言台の前に立った母親の穂坂沙喜被告(37)。

 弁護側
 「修くんの遺骨を迎えに行ったら、どんな言葉をかけてあげたいですか?」

 穂坂沙喜 被告
 「最初にごめんなさいと(言いたい)。もっと勇気を出して、かばいにいって、警察に通報していれば、こんなことにはなっていなかったです」

 消え入るような声で涙ながらに語ったのは、亡くなった息子・修くん(当時6)に対する謝罪の言葉でした。

 沙喜被告と妹の朝美被告(33)、朝華被告(33)は2023年、修くんを鉄パイプで殴るなどして死亡させ、遺体を遺棄した罪に問われています。

 修くんは自宅近くの草むらで、スーツケースに入れられた状態で遺体で見つかりました。

 これまでの裁判で起訴内容を認めている沙喜被告。1日の被告人質問で、事件当時の状況を振り返りました。

 穂坂沙喜 被告
 「私は捨てたくなかったのに、(弟の)大地が無理やり捨てると言い出した。複雑でした。何で自分の息子を捨てないといけないんだろうと」

 弁護側は、3姉妹と同じく起訴されている弟の大地被告(34)が家族を支配していたことが、事件の背景にあると主張しています。

 法廷で沙喜被告は、修くんが死亡した当日の様子についても赤裸々に告白しました。

 穂坂沙喜 被告
 「大地が『教育しなおしや』と言って、鉄パイプを渡し、修をたたくように言ってきた」
 「大地の足元を見ると、修の上に乗っているように見えた。大地が『いい加減起きろや』と言ったが、修はぴくりともしなかった」

 検察側
 「大地に抵抗しようとかは考えなかったんですか?」

 穂坂沙喜 被告
 「思いました。でも動けませんでした」

 検察側
 「理由は?」

 穂坂沙喜 被告
 「恐怖に負けたからです」

 検察側はさらに、事件当日に関する証言が3姉妹で異なっていることや、事件後に隙を見て逃げる余地があったのではないかなどと追及しました。

 判決は、来年1月14日に言い渡される予定です。

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