「最近、字書いていますか?」続く美文字ブーム 進化する大人の書道教室を体験 キレイに書くコツは?【かんさい情報ネット ten.】

「最近、字書いていますか?」続く美文字ブーム 進化する大人の書道教室を体験 キレイに書くコツは?【かんさい情報ネット ten.】

「最近、字書いていますか?」続く美文字ブーム 進化する大人の書道教室を体験 キレイに書くコツは?【かんさい情報ネット ten.】

まもなく12月。年賀状など字を書く機会が増える季節です。今なお続く「美文字ブーム」の中、進化を遂げる書道教室を取材しました。

 Q)最近、字を書いていますか?
 街の人
 「お礼状書いたり、お手紙を書かなくなりましたね」
 「手書きで書いたりする時に一瞬、漢字がわからなくなる時がある。スマホとかに頼ってるんだな」

■手書き文字の魅力を探る

 書かなくなったといっても、字はいつでもキレイでいたいもの。字に対する意識は、多くの人が非常に高く、コチラは通信講座の人気ランキング。医療事務や宅建などを抑え、1位はなんとボールペン字講座。

 さらに、書店でも…。

 報告・小倉将貴ディレクター
 こちらのコーナーには、手書きに関する本が多数出版されています。

 字をうまくなりたい人が多いことが分かります。かくいう私もその一人。普段からフリップに字を書いていますが、どこか、しっくりきません。

 なんとかきれいな字を書けるようにとやってきたのは、これまでのイメージを覆す、とある書道教室。

 渡邊幹也アナウンサー
 「中、おしゃれ。思ってたのと違う。カフェのような空間が広がってます」

 大阪市内にある教室「pen.」さん。かわいい小物などが並び、見た目はまるでカフェ。時期によってもインテリアを変えるこだわりようで、今の時期はクリスマスの雰囲気。この見た目のかわいさから、気軽に書道を習えると、今、多くの人が習いに来ているそうなんです。

 そんなおしゃれな教室で今回、字を教えてくれるのは、数多くの美術館で作品の展示経験がある書道家の三都先生です。

 まずは、私の実力チェック。今の現状を見てもらうべく自分の名前を披露しましたが…。

 書道家・三都華子 先生
 「うふっ」

 渡邊アナ
 「なんで笑うんですか? 僕のなかでは、だいぶキレイに書けた方の『渡邊幹也』なんですけど」

 三都先生
 「小学校の子が一生懸命元気に名前書いた感じ」

 なかなか手厳しい一言。

■キレイに書くコツとは?

  三都先生
 「細かく分解して説明していくので。普段書く文字に同じ部分が出て来た時には、ちょっと意識してもらうと、習ってないけどキレイに書ける」

 ちょっとした字のルールを覚えるだけで簡単に上達できるようになるとのこと。

 まず最初のポイントは、「左右のバランス」について。

 三都先生
 「偏の画数が少ない時は、極力左に寄せて、(つくりに)たくさんの場所を提供する。画数が多い時は1対1のサイズ感になるように、半分ずつ場所を使う」
 
 例えば、私の名前でいえば、サンズイは画数が少ないので小さく。幹也の「幹」は左側の画数が多いので1対1で。こうするだけでもキレイに見えるそうです。

 渡邊アナ
 「サンズイは主役じゃないと。アナウンサーみたいな立ち位置ってことですよ。サンズイは。右にゲストさんがいて、主人公で、サンズイはまさにアナウンサー」

 続いてのポイントは「四角い文字」のルール。

 三都先生
 「『口』という漢字の場合は、下と横に口の字は線が出ます。口じゃない文字というのは、下と下に線が出るんですね」

 この2つのルールを守ることでキレイな文字になるそう。私の場合は『邊』と『幹』に応用できます。

 そして、私の名前を締めくくる『也』の文字。ここに先生がどうしても気になる部分があったそうで…。

 三都先生
 「一番気になったのが、ここ(也の下部)がもったりしてる。下まで降りていっていたので、まずここが平。浅くなること」

 この部分は膨らみすぎず、ショートカットするように横に伸ばすのがポイントだそう。

 言われたことをメモし、とにかく先生の見本をよく見て反復練習を繰り返していると…。

 スタッフ
 「お待たせしました」

 渡邊アナ
 「お茶もでるんですか?」

 スタッフ
 「お茶とクッキーをお出ししています」

 お茶やコーヒーを飲みながら、リラックスした状態で字を習うことができるんです。

 一息ついたところで、実は字で見返したい人がいることを先生に打ち明けました。

 渡邊アナ
 「母からも、もう小学生の頃からずっと汚い汚いって言われ続けてて、なんとかペン字教室習いなさいって、本当最近も言われたばっかりなんですよ」

 三都先生
 「へぇー、いいお母さん」
 
 「木の幹のように強く芯のある男になれ」、そんな思いでつけられた名前(『渡邊幹也』)。

 渡邊アナ
 「親もその『幹也』っていう、この『也』に込めた思いは、“なれ” “強くいけ“っていうのなんですよ」

 25年間、目を背け続けてきた字に、今、ようやく向き合います。

■特訓後の成果は?

 練習開始から2時間。

 納得のいく字を書くことができました。

 三都先生
 「この『也』はいい。ちゃんとショートカットもできてるし」

 完成したのがこちら。練習前の字と比べて、かなりキレイな字になったと思いませんか?

 渡邊アナ
 「お母さんに見せたい。こんなヘニャヘニャな『也』に育てたかったんじゃなくて、このカクカクした強めの『也』に育てたかったんですよ」

 今まで感じたことがなかった字をきれいにかけた喜び。みなさんも今年の冬は字を書いてみてはいかがでしょうか?

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