維新の藤田共同代表は「適正」主張も、吉村代表は規定改める方針「疑義は生じ得る」“公金支出”問題

維新の藤田共同代表は「適正」主張も、吉村代表は規定改める方針「疑義は生じ得る」“公金支出”問題

　4日、初めて与党の立場で質問に立った日本維新の会の藤田文武共同代表。

　日本維新の会・藤田文武 共同代表
「我が国における保守連立政権の誕生は、約30年ぶりとなります。日本維新の会及び自由民主党の力を結集し、「日本再起」を図らなければなりません。我々は、政策実現に徹底的にこだわります。捨て身で『12本の矢』の政策実現を行います」

　与党の一員として、「日本再起に取り組む」と力強く述べましたが、早くも出鼻をくじかれる事態に…。

　藤田共同代表が、自身の公設秘書が代表を務める会社に、2017年からの約7年間に「ビラデザイン」などの名目で、あわせて2000万円分を支払い、その大半に公金があてられていたと「しんぶん赤旗日曜版」が報道。

　藤田共同代表は、価格設定は適正で、実態のある正当な取引だと主張していますが、“維新の創設者”である“あの人”からは厳しい指摘が…。

　 橋下徹氏のSNS
「なぜ、藤田氏側の会社を通す必要があるのか。このようなマネロン疑惑を抱かれる取引を今後も維新が続けるというなら、維新の身を切る改革は虚構。まずは維新が身を正せ！！」

　4日、記者団の取材に応じた吉村洋文代表は…。

　日本維新の会・吉村洋文 代表
「報告を受けている限りでは実態のある取引だと思うし、中身についてもきちんと仕事があり、“還流”しているようなものではないのであろうと。ただ、秘書が代表を務める会社に公金を元に発注するとなると、取引が実態として適正だったとしても、価格が果たして適正なのか等も含めて疑義は生じ得ると思う」

　このように話し、今後、党の規定を改める方針を示しました。

　厳しい船出を強いられることになった維新。さらに、党内では様々な不満も。挙党一致で、政策を実現していくことはできるのか。
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