事件当時現場にいた社員「毎日亡くなった仲間の顔が浮かぶ」「醜い自分の身体に嫌気が…」京アニ裁判
京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で4日、当時現場にいた社員の意見陳述が行われ、「毎日亡くなった仲間の顔が浮かぶ」などと話しました。
京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害した罪などに問われている青葉真司被告（45）の裁判では、先週から刑の重さについて審理されていて、遺族らが意見陳述を行っています。
この日からは、被害を受けた社員らが法廷に立ち、当時放火を目撃した男性社員は「友達が炎に包まれていった瞬間が忘れられない。毎日亡くなった仲間たちの顔が浮かび、人生を楽しんでよいのか、頭をよぎる」などと話しました。
また、重度の火傷を負い、3年間のリハビリを経て復帰した女性社員は「醜い自分の体に嫌気がさし、命が助かってよかったと思えるほど強くない」「作品を作り続けることが被告への復讐」などと訴えました。
裁判は次回、被害を受けた社員らの意見陳述が行われたあと、改めて青葉被告への被告人質問が行われる予定です。
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