【台風15号】けさ和歌山県に上陸 静岡県などで線状降水帯発生、冠水や突風の被害 万博は通常営業
大雨をもたらしている台風15号は、線状降水帯などを発生させ、各地に被害が出ています。
5日未明から、強い雨と風に見舞われた和歌山県串本町。
午前9時ごろ、台風15号は和歌山県北部に上陸。
属ちひろ 記者（和歌山・串本町）
「体が持っていかれそうなほどの風が吹いています」
益永佳奈 記者（和歌山・白浜町）
「あちらの木を見ていただくと、かなり葉っぱが揺れているのがわかります。海を見ていただくと、大きな音と共に白波が立っているのが分かります」
JRきのくに線では、強い風の影響で午前8時半ごろから串本駅と周参見駅の間の上下線で運転を見合わせました。現在は再開しています。
神戸と淡路島を結ぶ明石海峡大橋では、雨風が強まる時間帯、橋がかすんで見える状態に。
下内寛人 記者（兵庫・淡路市）
「雨は少し収まってきましたが、かわりに風が強くなってきました。海面を見ると海は荒れていて、所々白波も立っています」
淡路島に来た人
「結構、風強かったかな、橋のところなんか特に。雨も結構あって、結構怖かった」
「橋のところで風に吹かれて、ハンドルとられないように速度落とした」
台風の接近で影響が心配された大阪・関西万博は、通常通り営業。東ゲートでは、来場者が傘や雨合羽で対策をしながら長い列を作っていました。
東京からの来場者
「新幹線で来たんですけど、欠航（運休）するかが一番心配で、運行してくれたので、良かったです」
愛知からの来場者
「心配なことは心配なんですけど、あんまり心配しても楽しめないので」
夕方にかけ、東海から関東の東へ抜ける見通しの台風15号。
マンホールから水があふれ出し。
道路を含む、住宅街の一面が冠水しました。
「田んぼの農地を通る道路の真ん中あたりと思われますが、白い車が1台取り残されています」
台風に伴う活発な雨雲が東へ移動し、東海や関東などに影響をもたらしています。
静岡県中部と西部では、活発な雨雲が連なり集中豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生。
同じような場所で非常に激しい雨が降り続く線状降水帯は、その後、神奈川でも発生しています。
静岡県牧之原市では、竜巻とみられる激しい突風が発生したとみられ、車の横転や建物の屋根が飛ばされる被害が確認されています。
東海道新幹線は5日、2度にわたって一時運転を見合わせ、現在も遅れが出ています。
雨の状況によっては今後、再び運転を見合わせる可能性もあり、JRは最新の情報をホームページなどで確認するよう呼び掛けています。（午後4時半時点）
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