学歴詐称疑惑の伊東市の田久保市長が百条委に初出席 卒業証書「19.2秒見せた」記者から疑問の声も「どこを起点に計測したらなるのか」
13日午前8時すぎ、電話をしながら登庁した静岡県・伊東市の田久保真紀市長。
「東洋大学卒業」とされていた学歴が、実際には「除籍」であったことが発覚した”学歴詐称疑惑”で、百条委員会に出席しました。
田久保真紀市長
「私は良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また何事も付け加えないことを誓います」
市長はこれまで…。
≪“チラ見せ”卒業証書≫
伊東市議会 青木副議長
「パッと開いて閉じられちゃったから、議長が『いやいやいや』と言って、もう1回パッと開いてまた閉じられた」
田久保市長
「見せたのは卒業証書になります」
(Q:卒業してないんですよね?)
「はい」
≪百条委員会 出頭拒否≫
中島議長
「(百条委員会に)出るか出ないかはっきりさせてください」
田久保市長
「(回答書の)中身の方をご精査いただいて」
中島議長
「いや、待ってください。出頭拒否って許せませんよ」
田久保市長
「何を証言しなければいけないのかをしっかりお示しいただけたら」
≪“辞職宣言”撤回≫
田久保市長
「必要な手続きを終えましたら速やかに辞任を致したい」
田久保市長
「今月中には辞職という形にしたい」
田久保市長
「私に与えられた使命、改めてその使命を全身全霊を傾けて実現してまいりたい」
そんな中、3日前、市内で開かれた伝統行事「按針祭」。
会場には警察官や警備員が配備され、物々しい雰囲気に包まれていました。その理由は先週、伊東市役所あてに届いた市長への”殺害予告”でした。
この日、市長が会場を訪れることになっていたため、厳重な警備が敷かれていました。
田久保市長
「日本の造船技術の発展に大いに寄与した按針と我が郷土の先人たちに最大の敬意を払うとともに」
”辞職撤回”宣言から初めての公の場となりましたが、”学歴詐称疑惑”には言及せず。式典が終了する前に、足早に会場を後にしました。
そんな市長に対し、市民は。
「市長の辞任を求めています。よろしくお願いします」
市長の辞職を求める署名活動がおこり、これまでに1000人以上の署名が集まったということです。
事態が混迷を極める中迎えた、13日の百条委員会。争点となっている卒業証書をめぐっては。
(Q:あなたの持っていた卒業証書と本物は違う?)
田久保市長
「確定したことは言えませんが、特に問題はないと思います。以上でございます」
(Q:議長・副議長にはどのように(卒業証書を)見せたのか?)
田久保市長
「報道であるような”チラ見せ”といった事実はありません。私としては手で提示をしまして、約19.2秒ほど見ていただいたと記憶しております」
証人尋問を終え、取材に応じた市長は今回の出頭について。
田久保市長
「百条委員会で証言・情報として採用されているものに事実と違うものが含まれています。そのことに関してはきちんと出頭し、事実と違うことを市民や委員会に説明すべきだと考え出頭しました」
(Q:議長に”19.2秒”卒業証書を示した?)
田久保市長
「会話は録音の記録を持っている。ストップウォッチで計りました。”チラ見せ”でパタパタ閉じて、そういったことはやめてくださいといった会話の記録はございません。19.2秒提示をした後に議長から『良いじゃん』というコメントをいただいています」
市長と議会の主張が真っ向から対決する形となった百条委員会。初めて出頭した市長が明らかにしたこととは?
◇◇◇◇◇◇
静岡県の伊東市役所前から中継でお伝えします。(取材・報告=東ふきリポーター)
伊東市役所では、今日午前中2時間半にわたって田久保市長の証人尋問が行われましたが、今日明らかになったことはほとんどなく、大体の質問に対して、田久保市長は、「これまでお示しした文書以上のことはお答えできません」あるいは「自分の主観・希望・願望に基づいた発言はできません」などといった言葉を繰り返すだけで、言葉を尽くして丁寧に市民に説明責任を果たすといった言動は見受けられませんでした。
今日明らかになったことを強いてお伝えするとすれば、議長に”チラ見せ”したとされる文書について、田久保市長は決して”チラ見せ”ではないと、市長側は音声データを録音できるものを持っていったそうなのですが、確認したところ、議長に提示している時間は、約19.2秒しっかりとお示し、それを見た中島議長からは、「良いじゃん」とその文書を肯定する発言があったと述べていました。
ただ、この19.2秒という時間に関して、ぶら下がりの取材の際に、一部記者からは、自らの映像データを確認したところ10秒もなかったと言います。
「田久保市長が言う19.2秒はどこを起点に計測したら19.2秒になるのか」という疑問の声も上がっていました。
(Q:何か他にも質問は出ていましたか?)
委員からは、田久保市長は今年の6月28日までは、除籍ということを知らずに何十年と東洋大学を卒業して、金庫の中にあるものは本物の卒業証書と主張されています。
この点について委員から、もし田久保市長の正当性を立証したいのであれば、金庫の中の市長の言う本物の卒業証書を東洋大学に持っていき大学を追及するべきではないかという声も上がったんですが、田久保市長は大学は非常に親しみがあって愛着のある学び舎なので、大学とは対決姿勢で話し合いはしたくないと述べるにとどまりました。
▼特集動画や深堀解説、最新ニュースを毎日配信 チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCv7_krlrre3GQi79d4guxHQ
▼読売テレビ報道局のSNS
TikTok https://ift.tt/tjmfkpI
X(旧Twitter)https://twitter.com/news_ytv
▼かんさい情報ネットten.
Facebook https://ift.tt/MWNcSUZ
Instagram https://ift.tt/blHgw3E
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvnewsten
webサイト https://ift.tt/6SyWFhv
▼読売テレビニュース
https://ift.tt/UuSl3Iy
▼情報ライブ ミヤネ屋
https://ift.tt/EgvTC1P
▼ニュースジグザグ
X(旧Twitter)https://x.com/ytvzigzag
webサイト https://ift.tt/xpFgIsX
▼す・またん!
HP:https://ift.tt/X2UniMl
X(Twitter):@sumatanent
Tweets by sumatanent
Instagram:@sumatanentame
https://ift.tt/A5FQ9bi
TikTok:@sumatantiktok
https://ift.tt/FayLOCm
▼情報提供はこちら「投稿ボックス」
https://ift.tt/fXv3kBn
コメントを書く