【検証実験】水難事故を防ぐ プールに飛び込むとき”無言と大声を出した後”で浮き上がるまでを比較
本格的な水遊びのシーズンを迎える中、私たちが気をつけるべきこととは。「ten.」では今回、専門家監修のもとで、ある検証実験を行いました。
益永佳奈 記者
「きょう(2日)は曇り空で、じめじめと蒸し暑く、プールの水に手を触れるだけで気持ちいいです」
大阪府茨木市にある市民プールの屋外エリアは、きょう(2日)がプール開き。ウォータースライダーなどを楽しもうと、多くの人が訪れました。
子ども
「楽しい!」
(Q:水気持ちいい?)
「みずきもち!」
父親
「(子どもが)初めてのプールなんですよ、この子が。人生初。ちょっと微妙な顔してるんですけど」
涼を求めて水遊びがしたくなる季節ですが、一方で痛ましいニュースも…
6月、兵庫県姫路市を流れる夢前川で遊んでいた男子中学生が死亡し、奈良県の吉野川でも川遊びをしていた21歳の男性が溺れて死亡しました。
また、きのう(1日)、北海道の幼稚園で3歳の女の子が深さ2~3センチほどのプールで溺れるなど、水難事故が相次いでいます。警察庁によると、水の事故は去年、全国で1500件以上と、過去10年で最多となりました。
事故を防ぐために気をつけなければいけないことは?番組では、この日、専門家監修のもと、ある検証実験を行いました。
用意したのは水深5mのプール。ここで、「息を吸い込んだあと、無言で飛び込んだ場合」と「大きな声を出したあと、飛び込んだ場合」の 2つの条件で水面に浮き上がってくるまでを比較します。
水面まで1メートルの高さから、息を大きく吸いこみ無言で飛び込むと…
約3mの深さまで沈んだあと、吸い込んだ空気の浮力でゆっくりと水面に浮き上がりました。5回の実験を行ったところ、飛び込んでから浮き上がるまでの時間は10秒〜20秒ほどかかりました。
水難学会・木村隆彦 会長
「とにかく息を吸ったら止める、そしたら上がることを知っておく必要がある」
上野巧郎 記者
「肺の中に空気を入れて飛び込んでも、かなり、浮上するまでに時間を感じたんですけど」
水難学会・木村隆彦 会長
「脂肪がいっぱいある、肺活量が大きいと、沈む要素がなく浮きやすくなる。筋肉隆々で体脂肪が少ない方は、息をためても体自体が沈みやすいので、なかなか上がって来られない」
続いて、大きな声を出してから飛び込んでみると…
「わーーー!」
身体は5mプールの底まで沈みました。その後、自然に浮き上がらず、自力で水面まで泳がないと上がれませんでした。
上野巧郎 記者
「ダメですね。浮かないものなんですね。これはこわいです」
空気を吸い込んだ時との差は一目瞭然です。
水難学会・木村隆彦 会長
「楽しく遊んでいるから『わー』と声を出したり、『おーい』と言いながら飛び込む、つまり息を吐いているということを忘れてはいけない。もしパニックになって方向を間違えたら、上がどこかわからなった場合は余計に時間がかかる。その間に意識がなくなる可能性がある」
ちなみにライフジャケットを着用して飛び込んだ場合は…
上野拓郎 記者
「これは安心感ありますね」
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