【震災から11年】松林の再生“新たな街”の課題は? 岩手・陸前高田市
東日本大震災の発生から11日で11年です。岩手・陸前高田市から被災地の今を伝えます。
震災後に完成した、高さ12.5mの巨大な防潮堤です。朝早くから多くの人々がこの場所を訪れ祈りをささげています。
岩手県内では5145人が亡くなり1110人が行方不明のままです。かつて、この辺りには「高田松原」という7万本の松林が広がっていました。唯一、津波に耐えた「奇跡の一本松」は、復興の象徴です。
陸前高田市では2017年からかつての松林の再生にも取り組んできました。地元の方が震災前にこの松林で拾った松ぼっくりから「松の種」を取り、そこから小さな苗木を育て、去年5月、ついに目標の4万本の植樹が完了しました。
まだ小さな木ですが、しっかりと力強く根をはっています。ただ、以前のような見事な白砂青松を取り戻すには、50年以上かかるということです。
そして大規模なかさ上げをした新たな街に人々の生活が戻るのもまだ時間がかかりそうです。
松の苗木のように、”復興への思い”は、震災を知らない子どもたちに受け継がれていきます。
(2022年3月11日放送「ストレイトニュース」より)
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